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父の死後、兄が勝手に父の預金を無断で引き出していた事がわかった。

はじめての相続の無料相談なら

父の死後、遺産の整理を進めていたところ、兄が父名義の預金口座から生前に何度もお金を引き出していたことが分かりました。

口座の取引履歴を取り寄せたところ、父が入院していた期間にも関わらず、何十万円単位の引き出しが複数回ありました。

兄に確認したところ「父の指示だった」と言われましたが、証拠もなく納得できません。

遺産の取り分にも影響が出る金額なので、このまま見過ごすことはできませんが、問い詰めることで関係がさらに悪化しそうで悩んでいます。

法的に返還請求ができるのか、また、そのためにはどんな証拠が必要なのかを知りたいです。

できれば円満に解決したいですが、必要なら調停や裁判も視野に入れています。

今後どう進めるべきか相談したいです。

相談カテゴリ相続手続き一般、不当利得返還請求
相談者の状況相続人(財産を受継ぐ側)
相談者の年齢30代
相談者の性別女性

お父様のご逝去に伴い、複雑な問題に直面され大変ご心労のことと思います。事実関係を冷静に整理し、必要な証拠を確保することで、円満な解決に近づけます。専門家の力も借りながら、無理のない範囲で一歩ずつ進めていきましょう。


法的主張に必要な証拠を収集・整理しましょう

すでに取得済みの取引履歴(出金日・金額・頻度)を時系列で一覧化
引き出しがあった時期と父の入院・意思能力の状況(診断書・カルテ)を照合
出金理由(生活費?趣味?送金?)が不明なら、「父のためか、兄自身のためか」が争点になる

引き出しの法的性質を明確にしましょう

「父の指示」という兄の主張に証拠(書面・音声等)がないなら、認定は難しい
引き出しが兄自身の利益に使われていたなら、「特別受益」として相続分から控除される対象に
明らかな私的流用であれば、不当利得返還請求(民法703条)の対象にも

今後の交渉・調停に備えた法的判断をあおぎましょう

相続や遺産分割に強い弁護士に相談し、証拠評価や対応方針を明確に
弁護士名を出して交渉すると、兄側の態度が変わる場合も
必要であれば、調停・裁判を視野に入れた事前準備(書類の整理・証言確保)も進める

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関係を壊さずに合意形成を目指してみましょう

冷静に、事実と証拠をもとに「相続分に関わるため確認したい」という立場で話す
書面でやり取りすることで、感情的な対立を避けやすい
第三者(家族以外の親戚や司法書士など)に同席してもらう方法も有効

話し合いで解決できない場合の手段を講じましょう

合意できない場合は、家庭裁判所で遺産分割調停を申立てる(兄に説明責任が生じる)
必要に応じて、不当利得返還請求の訴訟も可能
客観的証拠が揃っていれば、法的手続きでも不利にはなりにくい

  • 1.家庭裁判所での調停申立てが有効
  • 2.不当利得として返還請求も可能
  • 3.客観的証拠の準備がカギ