夫婦で別居を始めるとき、「何から手をつければいいのか」「どんな手続きが必要なのか」と不安になる方は多いです。この記事では、別居中にやるべき手続きリストの基礎をやさしく整理し、最低限おさえておきたい法律のポイントを解説します。
別居をあいまいに始めてしまうと、お金や子どものことなどで後から大きなトラブルになるおそれがあります。
別居は「離婚の一歩手前」というイメージがありますが、実際には、離婚するかどうかを冷静に考えるための準備期間という面もあります。その一方で、別居中にやるべき手続きリストを知らないまま生活を始めると、生活費(婚姻費用)や養育費、子どもの学校や住所変更、保険や年金などで思わぬ不利益を受けることがあります。最低限の基礎知識を持っておくことで、自分と子どもの生活を守り、後からの話し合いをスムーズに進めやすくなるといったメリットがあります。
まずは「別居」とは何か、そして別居中にやるべき手続きリストの基礎を整理しておきましょう。
法律上の「別居」とは、夫婦が同居をやめて、生活の本拠(生活の中心となる場所)を別々にすることをいいます。離婚届を出さなくても、実際に別々に暮らし始めれば別居とみなされることがあります。別居中にやるべき手続きリストの基礎としては、①生活費(婚姻費用)の取り決め、②子どもの監護(誰と暮らすか)や面会交流のルール、③住民票や郵便物の扱い、④健康保険・年金・各種保険の確認、⑤別居の開始日や経緯をメモなどで残しておくことなどが挙げられます。これらを順番に確認していくことが大切です。
別居中の手続きについては、いくつかのよくある誤解があります。
「別居は口約束だけで始めても大丈夫」「とりあえず家を出れば、あとは何とかなる」と考えてしまう方は少なくありません。しかし、別居中にやるべき手続きリストの基礎をおさえずに動くと、生活費をもらえない、子どもと会えなくなる、勝手に離婚が進むのではないかといった不安を抱えやすくなります。また、「別居したらすぐに離婚が成立する」「別居した側が必ず不利になる」といった誤解もあります。実際には、別居そのものは違法ではなく、話し合いや証拠の残し方次第で状況は変わりますので、感情だけで動かず、基礎的なルールを知っておくことが望ましいです。
ここでは、別居中にやるべき手続きリストの流れを、できるだけイメージしやすいように説明します。
まず、別居を決めた段階で、いつから別居を始めるのか、子どもとどちらが暮らすのか、当面の生活費をどうするかをメモやメールで話し合うことが考えられます。そのうえで、自分が住む場所を確保し、住民票を移すかどうかを検討します(子どもの学校や保育園への影響も確認します)。次に、健康保険や年金、生命保険などの名義や扶養の状態を確認し、必要に応じて勤務先や役所に相談します。あわせて、婚姻費用や養育費について合意できれば書面(合意書)にしておく方法があります。別居開始後は、別居の経緯や生活費のやり取り、子どもとの面会状況などを日記やメールで記録しておくと、後の話し合いに役立ちます。
別居中の手続きには、見落としやすい注意点や落とし穴もあります。
別居中にやるべき手続きリストの基礎を知っていても、感情的な対立から話し合いが進まないことがあります。その際、相手に無断で子どもを連れて行く、相手の荷物を勝手に処分する、通帳やカードを持ち出すといった行為は、トラブルや法的な問題につながるおそれがあります。また、住民票を移さないまま長期間別居すると、行政サービスや税金、児童手当などで不利益が出る場合もあります。さらに、口頭の約束だけに頼ると「言った・言わない」の争いになりやすいため、メールやLINE、簡単な合意書など、形に残る方法で確認しておくことが望ましいです。判断に迷うときは、早めに専門家に相談するという選択肢も意識しておくと安心です。
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