職場でトラブルにならないためには、会社のルールだけでなく、労働者が守るべき基本ルールや法律の考え方を知っておくことが大切です。この記事では、最低限おさえておきたいポイントをやさしく解説します。
「自分はちゃんと働いているつもりなのに、会社から注意された」「どこまでが労働者の義務なのか分からない」と不安に感じる方は少なくありません。
労働問題というと「会社が守るべきルール」に目が向きがちですが、実は労働者が守るべき基本ルールも法律上とても重要な意味を持ちます。無断欠勤や遅刻、情報漏えい、就業規則違反などが重なると、懲戒処分や解雇といった大きなトラブルにつながるおそれがあります。あらかじめ労働者の義務やマナーを理解しておくことで、誤解や感情的な対立を防ぎ、いざというときに自分を守ることにもつながります。
まずは「労働者が守るべき基本ルール」とは何か、その全体像を押さえておきましょう。
労働者が守るべき基本ルールとは、労働契約(会社との約束)や就業規則(会社のルールブック)、労働基準法などの法律に基づいて、働く側に求められる義務やマナーのことをいいます。具体的には、決められた時間に出勤して働く義務、業務命令に従う義務、会社の機密情報を守る義務、職場の安全に配慮する義務などがあります。これらは「使用者の指揮命令に従う義務」「誠実に働く義務」といった法律上の考え方に支えられており、守られない場合には懲戒処分の対象となることがあります。
労働者の権利が強調される一方で、義務や基本ルールについては誤解も多く見られます。
「サービス残業をさせられているから、遅刻くらいは仕方ない」「有給休暇だから直前に連絡しなくてもよい」といった考え方は、トラブルのもとになりやすい誤解です。有給休暇には事前申請のルールがあり、遅刻や欠勤には正当な理由と連絡義務があると考えられています。また、「就業規則を読んでいないから守れなくても仕方ない」というわけではなく、就業規則は労働者全員に原則として適用されます。自分の権利を主張するためにも、まずは労働者が守るべき基本ルールを理解しておくことが望ましいです。
次に、労働者が守るべき基本ルールを確認し、問題が起きたときにどう動くかの流れを見ていきます。
最初のステップとして、入社時や異動時に就業規則や社内規程を一度は通して読み、自分の業務に関係する部分をメモしておくとよいです。日常の勤務では、出勤・退勤時間、休憩の取り方、業務命令の受け方、情報の取り扱いなど、基本的なルールを意識して行動します。もし上司の指示が明らかに法律違反だと感じた場合には、その場で感情的に拒否するのではなく、内容をメモに残し、労働組合や外部の相談窓口に相談するといった方法があります。懲戒処分や注意を受けたときは、まず理由と根拠となるルールを確認し、納得できない場合は記録を残しつつ、専門家に相談する流れが考えられます。
労働者が守るべき基本ルールを意識するうえで、見落としがちな注意点もあります。
SNSでの発言や副業など、プライベートな行動であっても、会社の信用を大きく傷つけるような場合には、就業規則違反として問題視されることがあります。また、タイムカードの「代打ち」や、軽い気持ちでの情報持ち出しも、重大な不正と評価されるおそれがあります。逆に、会社側のルールが法律に反している場合もあり、そのようなときに一方的に責められても、必ずしも労働者が悪いとは限りません。自分だけで判断せず、労働基準監督署や法律の専門家など第三者の意見を聞くことが望ましいです。
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