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労働者の健康診断の結果に問題があったときの会社の義務は?

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労働者の健康診断の結果に問題があったときの会社の義務は?

会社は、健康診断で異常が見つかった従業員に対して、医師の意見を聞き、その意見を踏まえて就業上の配慮(配置転換・労働時間の調整など)を行う義務があります。また、結果を本人に知らせ、必要な措置をとることも求められます。

健康診断の「受けさせて終わり」ではなく、その後の対応までが会社の義務です。

労働安全衛生法では、一定の従業員を雇う会社に「定期健康診断」を実施する義務があり、さらに結果に問題があった場合の対応も定められています。

主な会社の義務は次のとおりです。

1. 結果を本人に通知する義務
– 健康診断の結果は、会社が保管するだけでなく、従業員本人に書面などで通知する必要があります。
– 「異常なし」だけでなく、「要再検査」「要治療」などの所見も含めて伝えることが求められます。

2. 医師の意見聴取義務
– 健康診断の結果、異常の所見があった従業員については、会社は医師に意見を求めなければなりません。
– ここでいう「意見」とは、
– 現在の仕事を続けてよいか
– 労働時間を減らした方がよいか
– 夜勤・残業を避けた方がよいか
– 配置転換や在宅勤務などが望ましいか
など、就業上の配慮についての医学的な判断です。

3. 医師の意見を踏まえた就業上の措置
– 会社は、医師の意見を踏まえて、必要に応じて次のような措置をとる義務があります。
– 業務内容の変更(軽い業務への変更など)
– 労働時間の短縮、残業の制限
– 深夜勤務・交代制勤務の制限
– 一時的な休業や休職の検討
– 「意見を聞いただけ」で終わらせず、実際に働き方を見直すことが求められます。

4. 健康診断結果の記録・保存
– 健康診断の結果は、会社が一定期間(通常5年間)保存する義務があります。
– これは、従業員の健康管理や、万一の労災・トラブル時の確認のためにも重要です。

5. 個人情報としての取り扱い
– 健康診断の結果は個人情報であり、取り扱いには注意が必要です。
– 業務上必要な範囲を超えて、他の従業員にむやみに知られないように管理する必要があります。

このように、健康診断の結果に問題があった場合、会社には「結果を知らせる」「医師の意見を聞く」「就業上の配慮を行う」という一連の義務があると理解しておくとよいでしょう。

健康診断の異常を放置したり、形だけの対応で済ませると、会社側にも大きなリスクが生じます。

よくあるトラブルや注意点として、次のようなケースがあります。

1. 結果を本人に知らせない・見せない
– 会社が結果を保管しているだけで、本人に結果を渡さないケースがあります。
– 本人が自分の健康状態を把握できず、治療が遅れたり、重症化するおそれがあります。
– 結果の通知義務を怠ると、会社側の責任が問われる可能性があります。

2. 医師の意見を聞かない・無視する
– 「忙しいから」「人手が足りないから」といった理由で、医師の意見を求めなかったり、意見を聞いても何も変えない会社もあります。
– その結果、過重労働や不適切な業務が続き、病気の悪化やメンタル不調、自殺などの重大な事態につながることもあります。
– こうした場合、労災認定や損害賠償請求の場面で、会社の対応が厳しくチェックされます。

3. 健康情報の漏えい・不適切な共有
– 上司や同僚に、必要以上に詳しい病名や検査結果を話されてしまうケースがあります。
– 本人の同意なく、部署内に病状が広まると、プライバシー侵害やハラスメントにつながるおそれがあります。

4. 健康状態を理由に不利益な扱いをする
– 健康診断の結果を理由に、昇進・昇給から外したり、退職を強く迫るなどの行為は、差別的な取り扱いと評価される可能性があります。
– 就業上の配慮は「働き続けられるようにするための調整」であり、「辞めさせる口実」にしてはいけません。

5. 本人側の注意点
– 会社から結果が渡されない、医師の意見を聞いてくれない、配慮が全くされない場合、泣き寝入りせずに記録を残しておくことが大切です。
– いつ、どのような結果が出て、会社にどう伝え、会社がどう対応したかをメモやメールで残しておくと、後で状況を説明しやすくなります。

健康診断の結果に問題があったときは、会社任せにせず、自分の身を守る行動も重要です。

1. まず自分の結果をしっかり確認する
– 健康診断の結果票は必ず受け取り、内容をよく読みましょう。
– 「要再検査」「要精密検査」「要治療」と書かれている場合は、早めに医療機関を受診してください。

2. 会社の対応を確認する
– 異常があった場合、会社が産業医や医師の意見を聞いているか、就業上の配慮について説明があるかを確認しましょう。
– 必要な配慮(残業の制限、業務内容の変更など)がある場合は、上司や人事担当に具体的に相談してみてください。

3. 記録を残しておく
– 会社に結果を提出した日、相談した内容、会社からの回答などを、メールやメモで残しておくと安心です。
– 体調の変化や医師からの指示も、簡単に日付付きで記録しておくと、後で説明しやすくなります。

4. 社内外の相談窓口を活用する
– 会社に産業医や健康管理室、相談窓口がある場合は、そこに相談してみましょう。
– 社内で解決が難しいと感じたら、労働局の総合労働相談コーナー、労働基準監督署、自治体の労働相談窓口、医療機関の相談窓口など、公的な機関も利用できます。

5. 無理をしない働き方を優先する
– 収入や人間関係を気にして無理を続けると、取り返しのつかない健康被害につながることがあります。
– 医師の指示と自分の体調を最優先にし、「残業を減らしたい」「一時的に業務を軽くしてほしい」など、必要な希望は遠慮せず伝えましょう。

会社には、健康診断の結果に応じて従業員の健康を守る義務があります。おかしいと感じたら一人で抱え込まず、早めに相談し、証拠や記録を残しながら、自分の健康と働き方を守る行動をとることが大切です。

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