DVについて教えてください。
相手が家の鍵を持っている場合、法的手続きに使える証拠は何ですか?
鍵を勝手に複製されたことや、無断で侵入された事実が分かる「やり取りの記録」「防犯カメラ・録音」「鍵交換の記録」などが、保護命令や警察への相談に使える証拠になります。できるだけ日付・状況が分かる形で残しておくことが大切です。
相手が家の鍵を持っている・勝手に入ってくる場合、その状況を示す客観的な記録が重要になります。
DVやストーカー被害の場面では、「相手が鍵を持っている」「勝手に家に入ってくる」という事実を、できるだけ客観的な証拠として残しておくことが、保護命令の申立てや警察への相談の際に役立ちます。
主な証拠の例は次のとおりです。
1. 鍵に関するやり取りの記録
・LINE、メール、SNSのメッセージ:
– 「合鍵作った」「鍵返さない」など、鍵を持っている・返さないことが分かる内容
– 「今から家に入る」「家の中見た」など、無断侵入をうかがわせる発言
・通話内容の録音:
– 鍵を持っていることを認める発言
– 「勝手に入った」「また行く」などの発言
2. 実際に無断で入られたことを示すもの
・防犯カメラ・インターホンの録画:
– あなたが不在・拒否しているのに出入りしている映像
・室内の写真・動画:
– 勝手に物が動かされている、置いていないはずの物があるなど、侵入の痕跡
– 玄関や窓の様子(鍵穴の傷など)が分かる写真
・出入りの時間が分かるメモ:
– 「〇月〇日 19:30頃、帰宅したら部屋の配置が変わっていた」など、日付・時間・状況をメモ
3. 鍵そのものや鍵交換に関する資料
・鍵の写真:
– 相手に渡した鍵の本数や形状が分かる写真
・鍵交換の見積書・領収書:
– 「いつ」「どの鍵を」「なぜ」交換したかが分かる書類
・管理会社・大家とのやり取り:
– 鍵交換の相談メール
– 「元配偶者(交際相手)が鍵を持っていて怖い」などと伝えた記録
4. 被害状況を示す記録
・日記・被害メモ:
– 「〇月〇日、玄関を開けたら中にいた」「寝ている間に入られた」など、日付・時間・状況を継続的に記録
・第三者の証言メモ:
– 近所の人や友人が「出入りを見た」など話してくれた内容を、日時とともにメモ
5. DV・ストーカー被害全体を示す資料
・暴力・脅しのメッセージや録音:
– 「鍵を返さない」「いつでも入れる」などの脅し
・警察や相談窓口に相談した記録:
– 相談日・相談内容・担当者名をメモ
– 相談カードや受理番号があれば保管
これらを組み合わせることで、「相手が鍵を持っていること」「それを利用してあなたを支配・監視しようとしていること」「実際に怖い思いをしていること」を、より具体的に示すことができます。
証拠を集めるときは、自分の安全を最優先し、無理をしないことが重要です。
よくある注意点・トラブルの例は次のとおりです。
1. 危険を感じるのに、証拠を集めようとして長く同居を続けてしまう
・「もっと証拠を集めてから」と我慢しているうちに、暴力や侵入がエスカレートすることがあります。
・命の危険を感じる場合は、証拠よりもまず避難や身の安全の確保を優先すべきです。
2. 相手のスマホ・部屋に勝手に入り込んで証拠を取ろうとする
・相手の携帯を無断で操作したり、相手の部屋に侵入して写真を撮るなどは、逆にあなたが違法行為とされるおそれがあります。
・自分の端末・自分の家・自分の持ち物の範囲で、自然に残る証拠を中心に集めましょう。
3. 鍵を返してもらわないまま、口約束だけで済ませてしまう
・「もう入らないから大丈夫」と言われて鍵を返してもらわず、その後に再び侵入されるケースがあります。
・鍵を返してもらう場合は、可能なら第三者の立ち会いや、受け渡しの日時・場所をメモしておくと後で説明しやすくなります。
4. 鍵交換をしたことを相手に伝えてしまい、逆上される
・「鍵を替えた」と伝えることで、相手が怒って押しかけてくることがあります。
・管理会社や相談窓口と相談しながら、相手に知られにくい形で安全対策を進めることも検討してください。
5. 証拠を一か所にまとめて保管してしまう
・スマホ1台だけに証拠を保存していると、相手に壊されたり、見られて削除されるおそれがあります。
・クラウド保存、信頼できる人への共有、紙に印刷して別の場所に保管するなど、バックアップを取ることが大切です。
相手が家の鍵を持っていて不安な場合、「証拠を集めること」と同時に「今すぐできる安全対策」を進めることが重要です。
まず、次のような行動を検討してください。
・日付入りで被害メモをつける(いつ・どのように鍵を使われたかを記録)
・LINEやメール、録音データなどを削除せず保存し、別の場所にもバックアップ
・可能であれば、防犯カメラや録画機能付きインターホンの利用を検討
・管理会社・大家に「元配偶者(交際相手)が鍵を持っていて怖い」と具体的に相談し、鍵交換やオートロックの運用について確認
命の危険や強い不安を感じる場合は、ためらわずに警察や自治体のDV相談窓口、配偶者暴力相談支援センター、女性相談窓口などの公的機関に相談してください。これまでに集めた証拠やメモがあれば、相談時に見せることで状況が伝わりやすくなります。
一人で抱え込まず、信頼できる家族・友人や、公的な相談窓口に早めに状況を共有し、「安全の確保」「証拠の整理」「今後の手続き(保護命令の申立て、避難先の確保など)」について、順番を決めながら進めていくことが大切です。
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