相談者より
DVについて教えてください。
交際相手から暴力を受けている場合、まず安全確保のために取るべき行動は?
まずは「その場から離れる」「誰かに助けを求める」「110番で警察に通報する」の3つが基本です。自分一人で我慢したり、話し合いで解決しようとせず、とにかく命と身体の安全を最優先してください。
交際相手からの暴力は、迷わず「危険な状況」と考えて動くことが大切です。
交際相手からの暴力(殴る・蹴る・物を投げる・首を絞める・大声で威嚇する・無理やり性行為を迫るなど)は、立派な暴力行為であり犯罪になる可能性があります。「恋人だから」「自分にも悪いところがある」と考えてしまいがちですが、まずは命と身体を守る行動を優先してください。
【今すぐ危険なときの行動】
1. その場から離れる
– 玄関・窓・トイレなど、外に出られる場所を探し、可能ならすぐ外に出る
– 近所のコンビニ・スーパー・交番・人の多い場所に避難する
– 自宅の鍵やスマホを持ち出せるなら持って出る(無理なら自分の身を優先)
2. 110番で警察に通報する
– 命の危険を感じたら、ためらわずに110番する
– 「交際相手から暴力を受けています。今ここにいて、助けてほしいです」と簡単でよいので状況を伝える
– 通報中に話せなくなりそうなときは、「住所」「名前」「相手との関係」だけでも先に伝える
3. 周りの人に助けを求める
– 近所の人、友人、家族、職場の人など、信頼できる人に「暴力を受けている」とはっきり伝える
– コンビニやお店では「助けてください。警察を呼んでください」と店員に伝える
【一時的な避難先を確保する】
– 実家や友人宅など、安全に泊まれる場所があれば、そこに避難する
– すぐに行ける場所がない場合は、警察に相談し、近くの相談窓口や一時保護施設を紹介してもらう
– 自治体の「配偶者暴力相談支援センター」などは、交際相手からの暴力も相談できる場合が多い
【証拠を残しておくと後で自分を守りやすい】
– けがの写真(顔・腕・足・首など、日付がわかるように撮る)
– 病院の診断書
– 暴力や脅しのメッセージ・通話履歴・録音
– 暴力を受けた日付や内容をメモしておく
これらは、警察への相談や、今後の法的な手続き(接近禁止など)を考えるときに、自分を守る材料になります。ただし、証拠を残すために危険な行動を取る必要はありません。あくまで「安全が確保できる範囲で」行ってください。
暴力を受けていると、冷静な判断が難しくなり、危険な選択をしてしまうことがあります。
【よくある危険なパターン】
1. 「落ち着いているときに話し合えば変わる」と信じてしまう
– 暴力をふるう人は、あとで泣いて謝ったり、「もう二度としない」と約束することがあります
– しかし、同じことを繰り返すケースが非常に多く、「話し合い」だけで根本的に変わることはあまり期待できません
– 話し合いをするにしても、まずは自分が安全な場所に避難してからが前提です
2. 「自分にも悪いところがある」と我慢してしまう
– 暴力は、どんな理由があっても正当化されません
– 相手を怒らせたとしても、殴る・蹴る・怒鳴り続ける・物を投げるなどは、相手の問題です
– 我慢を続けるほど、暴力がエスカレートしやすくなります
3. 「別れ話をしたらもっと危険かも」と動けなくなる
– 実際に、別れ話のときに暴力が激しくなることはあります
– だからこそ、一人きりで相手の家や密室で別れ話をするのは危険です
– 別れを決めたら、先に安全な場所に移動し、電話やメッセージ、第三者を交えて伝えるなど「距離を取った方法」を検討しましょう
4. 周囲に「恥ずかしくて言えない」と誰にも相談しない
– 誰にも話さないと、相手は「バレない」と思い、暴力が続きやすくなります
– 友人や家族に打ち明けるだけでも、避難先の確保や、証言者として助けてもらえる可能性があります
5. 証拠を消してしまう
– 怖くて、メッセージや録音を消してしまう人もいます
– しかし、後で警察や相談窓口に行くとき、証拠があるかないかで対応が変わることがあります
– 消したくなっても、まずは別の場所(クラウドや別の端末など)に保存してからにしましょう
こうした点を知っておくと、「自分が悪い」「大げさかもしれない」と思い込まず、早めに安全確保の行動を取りやすくなります。
行動の優先順位は「①命と身体の安全 → ②避難先の確保 → ③相談・証拠の確保」です。
【今すぐできる行動】
1. 命の危険を感じたら110番
– ためらわずに警察を呼んでください
– 「交際相手から暴力を受けている」とはっきり伝えることが大切です
2. 安全な場所に避難する
– 実家・友人宅・職場近くのホテルなど、相手がすぐに来られない場所を選ぶ
– 移動中も、相手に居場所を共有しない(位置情報共有アプリをオフにする、SNSに投稿しない)
3. 信頼できる人に状況を伝える
– 「交際相手から暴力を受けている」「怖くて家に帰りたくない」と、できるだけ具体的に話す
– 可能なら、今後の連絡の取り方や避難先について一緒に考えてもらう
4. 公的な相談窓口を利用する
– 自治体のDV相談窓口、女性相談窓口、人権相談、警察の相談窓口などは、交際相手からの暴力も対象としていることが多いです
– 電話・メール・チャットなど、顔を出さずに相談できる窓口もあります
5. 今後に備えて記録を残す
– 暴力を受けた日付・内容・相手の言動をメモする
– けがの写真や、病院の診断書、メッセージのスクリーンショットなどを安全な場所に保存する
一人で抱え込むほど、相手の暴力はエスカレートしやすくなります。「これくらいで相談していいのかな」と迷う段階でも、早めに誰かに話しておくことが、自分を守る大きな一歩になります。
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