2025年11月29日
お悩み解決！無料相談ドットコム
友人にお金貸したまま返ってこない…このまま待つしかないのでしょうか？｜金銭トラブルの無料相談事例
ご相談内容
30代会社員です。半年前に、学生時代からの友人にお金を貸したのですが、いまだに返済がなく困っています。金額は20万円ほどで、「1〜2か月で必ず返す」と言われていたので、きちんとした借用書までは作らず、LINEのやり取りだけを残してお金を渡しました。
最初のうちは「今月ちょっと厳しいから、来月には必ず」などと連絡があったのですが、最近は私から「そろそろ返済の目処は立ちそう？」と送っても既読スルーが増えてきました。お金貸した側としては、友人関係を壊したくない気持ちもあり、強く言えずにモヤモヤしています。
こちらも生活に余裕があるわけではなく、ボーナスから捻出したお金だったので、できれば早めに返してほしいのですが、どこまで踏み込んでいいのか分かりません。「お金貸した相手が返してくれない場合、どんな対応を取るべきか」「今からでもできる証拠の残し方や、法的な手段を取るべきかどうか」など、現実的なアドバイスをいただきたいです。
「お金貸した」悩み解決の3ステップ
友人や知人にお金を貸したものの、約束した期日になっても返済されず、連絡も徐々に取りづらくなってしまうケースは少なくありません。「お金貸したのは自分の判断だから…」と自分を責めてしまったり、「友人関係を壊したくない」と我慢してしまう方も多いですが、対応を先延ばしにすると、かえって状況が悪化することもあります。ここでは、友人にお金を貸したまま返ってこない場合に、どのようなステップで考え、行動していけばよいかを整理していきます。
ステップ1.現状を整理し、証拠になりそうなものを確認する
まずは感情的になる前に、現状を冷静に整理することが大切です。いつ、いくら、お金を貸したのか、返済の約束はどのようにしていたのかを、できるだけ具体的に書き出してみましょう。
今回のように、借用書は作っていなくても、LINEやメールなどのやり取りが残っていれば、それらは「お金を貸した事実」や「返す約束をしていたこと」を示す材料になります。たとえば、
・振込履歴（銀行の入出金明細）
・「20万円貸してくれてありがとう」「来月までに返すね」などのメッセージ
・返済について話し合った記録
といったものは、後々トラブルになったときに役立つことがあります。スクリーンショットを取って保存しておく、紙に印刷しておくなど、証拠になりそうなものをまとめておくと安心です。
同時に、自分の生活にどの程度影響が出ているのかも確認しておきましょう。家計に無理が出ているのか、どのくらいの期間なら待てるのかを把握しておくと、今後の対応方針を決めやすくなります。
ステップ2.相手への伝え方を工夫し、返済計画を具体的に話し合う
次のステップとして、相手に対して改めて返済についての意思確認を行います。このとき、「なんで返してくれないの？」と責めるような言い方をすると、相手が連絡を取りづらくなってしまうこともあるため、できるだけ冷静で具体的な伝え方を意識するとよいでしょう。
たとえば、
「生活にも影響が出てきているので、返済の目処を教えてほしいです」
「一括が難しいなら、毎月いくらずつなら支払えそうか、一緒に考えませんか？」
といった形で、相手の状況も踏まえながら、現実的な返済計画を提案してみる方法があります。
また、話し合いができた場合には、今からでも簡単なメモや借用書を作っておくと安心です。日付・金額・返済方法・返済期限などを記載し、双方が署名するだけでも、後々の「言った・言わない」のトラブルを減らすことにつながります。口頭だけの約束よりも、「お金貸した事実」と「返済の約束」がはっきりすることで、相手の意識も変わることがあります。
もし直接会うのが難しい場合は、LINEやメールで「〇月から毎月〇円ずつ返済してもらうことで大丈夫？」と文章で確認し、相手から「それでお願いします」といった返信をもらうだけでも、一つの証拠になります。
ステップ3.専門機関への相談や法的手段を検討する
話し合いを試みても返済の見込みが立たない、連絡がほとんど取れない、といった状況が続く場合には、専門機関への相談や法的な手段を検討することも選択肢の一つです。
いきなり裁判というイメージを持つ方もいますが、その前にできることもあります。たとえば、内容証明郵便を利用して、返済を求める書面を正式な形で送る方法があります。これは、「お金貸した側として、いつまでに、どのような形で返済してほしいと考えているか」を明確に伝える手段であり、相手に一定のプレッシャーを与える効果も期待できます。
また、法テラスや弁護士会の法律相談など、無料または低額で相談できる窓口もあります。お金の貸し借りに関するトラブルは珍しいものではないため、「自分のケースではどこまで対応できるのか」「裁判や少額訴訟を検討すべきか」など、専門家の意見を聞いておくと、今後の判断材料になります。
ただし、法的手段を取ることは、友人関係に大きな影響を与える可能性もあります。金額や相手との関係性、自分の精神的な負担などを総合的に考え、「どこまで求めるのか」「どの段階で区切りをつけるのか」を自分なりに整理しておくことが大切です。
まとめ
- 友人にお金を貸したのに返ってこない状況は、金銭的な不安だけでなく、人間関係のストレスにもつながります。「お金貸した自分が悪い」と一人で抱え込むのではなく、まずは事実関係と証拠を整理し、相手と冷静に話し合うことから始めてみてください。それでも解決が難しい場合には、内容証明郵便の利用や法律相談など、第三者の力を借りる方法もあります。
金銭トラブルは、早めに対応することで被害を抑えられることも多いです。今回の経験を踏まえつつ、自分の生活と心の安定を守ることを最優先に、無理のない範囲で対応策を検討していきましょう。
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