友人にお金を貸していた件で相談です。2年前に、親しい友人に生活費が足りないからと頼まれ、合計で30万円ほどを数回に分けて貸しました。LINEで「今月きついから3万円だけ貸してほしい」「必ず返すからお願い」といったやり取りは残っているのですが、返済についてのやり取りや、きちんとした借用書は作っていません。
その後、少しずつ返してもらっていたつもりなのですが、最近になって「まだ半分くらい残っているよね?」と私が伝えたところ、友人から「そんなに借りてないし、返した分もあるから、もうほとんど残っていないはず」「そもそも、いくら貸したかの証拠がないよね」と言われてしまいました。
当時、現金で手渡ししたこともあり、銀行振込の履歴も一部しかありません。貸金返済の証拠がない状態で、どこまで主張できるのか、正直とても不安です。LINEのトーク履歴や、メモ帳に自分用に書いていた貸し借りの記録、友人にお金を渡したときに一緒にいた共通の知人の証言などはあるのですが、これらがどの程度意味を持つのかも分かりません。
友人とはできれば大きなトラブルにはしたくありませんが、このままうやむやにされてしまうのも納得がいきません。貸金返済の証拠がない場合でも、どのような対応が考えられるのか、また今からでも取れる行動や準備しておくべきことがあれば教えていただきたいです。
友人間のお金の貸し借りでは、借用書を作らずに現金でやり取りしてしまい、後から「貸した・借りていない」「返した・返していない」で食い違いが生じることがあります。特に、貸金返済の証拠がない、あるいは不十分な場合、どこまで請求できるのか分からず、不安を抱える方は少なくありません。ここでは、似た状況で悩む方に向けて、考え方と具体的な対応のステップを整理します。
まずは、貸金返済の証拠がないと感じていても、本当に何もないのかを落ち着いて確認することが大切です。裁判所などで通用するかどうかは別として、「お金の貸し借りがあったこと」「金額」「返済状況」をうかがわせる資料があれば、後の話し合いや相談の際に役立ちます。
具体的には、次のようなものを一つずつ洗い出して整理します。
・LINEやメール、SNSのメッセージのスクリーンショット
「お金を貸してほしい」「必ず返す」「来月返済する」など、貸し借りや返済の約束が分かる部分を中心に保存します。
・銀行振込の履歴やATMの明細
一部でも振込で渡している場合は、通帳のコピーやネットバンキングの画面を印刷しておきます。名目欄に「貸付」「立替」などと書いてあれば、より説明しやすくなります。
・自分用のメモや家計簿
日付と金額、相手の名前が分かるメモや家計簿も、単独では弱くても、他の資料と組み合わせることで補強材料になります。
・第三者の存在
お金を渡した場に一緒にいた友人や家族がいれば、その人が覚えている範囲でメモを作ってもらうことも検討できます。後から正式な証言をお願いする場合にも、当時の記憶を残しておくことが重要です。
貸金返済の証拠がないと思い込んでしまうと、何もできないように感じてしまいますが、細かい記録ややり取りの積み重ねが、後の交渉や相談の土台になります。
次に、相手との話し合いをどのように進めるかを考えます。友人関係があると、つい感情的になってしまいがちですが、貸金返済の証拠がない状況では、冷静なやり取りと記録の積み重ねが特に重要になります。
・口頭だけでなく、できるだけ文章でやり取りする
電話や対面で話すときも、後から「さっき話した件だけど」とLINEやメールで内容を簡単に確認しておくと、やり取りの記録になります。「合計で30万円貸していて、今までに◯万円返してもらった認識だけど、あなたはどう思っている?」といった形で、こちらの認識を文章にして残しておくと、相手の返答も含めて証拠の一部になり得ます。
・金額や返済方法をできるだけ具体的に示す
「だいたい」「たぶん」ではなく、「◯年◯月◯日に3万円、◯年◯月◯日に5万円を渡したと思っている」と、日時と金額を具体的に伝えます。相手が否定したとしても、その否定の内容自体が、後から経緯を説明する材料になります。
・責める言い方を避け、事実確認を中心にする
「嘘をついている」「だまされた」などと決めつける表現は避け、「お互いの認識が違っているようなので、整理したい」「記憶違いがあるかもしれないから、一緒に確認したい」といった伝え方を意識します。関係をこじらせないことはもちろん、冷静に話し合っている様子がメッセージの記録として残ることにも意味があります。
・返済計画を書面やメッセージで残す
もし相手がある程度返済の意思を示しているなら、「毎月いくらずつ、いつまでに返すか」を簡単なメモやメールで確認しておきます。正式な借用書でなくても、「◯年◯月◯日、◯◯さんから借りている残額◯万円を、毎月◯万円ずつ返済します」といった文面に相手が同意する形で残せれば、後から貸金返済の証拠として役立つ可能性があります。
話し合いを続けても金額や残額について折り合いがつかない場合や、相手が返済の話自体を避けるようになった場合は、一人で抱え込まずに専門家へ相談することも検討した方がよいです。
・法律の専門家に相談する
弁護士や司法書士に、これまでの経緯と手元にある資料を見てもらうことで、「どの程度請求できそうか」「どの手段が現実的か」といった見通しを教えてもらえます。貸金返済の証拠がない、あるいは弱い場合でも、複数の資料ややり取りを組み合わせることで、一定の主張ができるケースもあります。
・内容証明郵便などの利用を検討する
直接の話し合いが難しい場合、専門家の助言を受けながら、内容証明郵便で返済を求める方法もあります。必ずしも裁判になるわけではなく、「いつ、どのような内容で請求したか」をはっきりさせる意味があります。
・今後の貸し借りでは、最低限の書面や振込を心がける
今回の経験を踏まえ、今後はたとえ親しい相手でも、金額が大きくなりそうなときは、簡単な借用書やメールでの確認、銀行振込での送金など、後から貸金返済の証拠として残せる形を意識することが大切です。「信頼していないから書面にする」のではなく、「お互いのために、後で誤解が生じないようにしておこう」というスタンスで伝えると、相手にも理解してもらいやすくなります。
貸金返済の証拠がない状態だと、どうしても不安が大きくなりますが、今ある情報を整理し、冷静に記録を残しながら話し合い、それでも難しい場合は専門家の力を借りることで、取れる選択肢が見えてきます。
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