学校や職場でいじめを受けているとき、「どんなことを記録として残すべきか」が分からず不安になる方は多いです。この記事では、いじめ問題で役立つ記録の基本と、法律的に意味のある残し方をやさしく解説します。
いじめの被害を訴えるには、「あったことを証明できる記録」がとても大切になります。
いじめは、被害を受けた本人のつらさに比べて、周りからは「大げさではないか」「証拠がない」と軽く見られてしまうことがあります。そのため、いつ・どこで・誰から・どんないじめを受けたのかを、できるだけ具体的に記録として残すことが重要です。記録があることで、学校や教育委員会、場合によっては弁護士などの専門家にも状況を正確に伝えやすくなります。早い段階から記録を残しておくことで、後から事実関係を整理しやすくなるというメリットもあります。
ここでは、いじめに関する「記録として残すべき内容の基本」について整理します。
記録として残すべき内容の基本とは、いじめの事実を後から説明・証明しやすくするために、最低限書いておきたい情報のことです。具体的には、発生した日時、場所、関わった人の名前や立場、されたこと・言われたことの内容、周りにいた人の有無、心身の状態(けが・体調・気持ち)などが含まれます。これらをノートやメモ、スマートフォンのメモアプリなどに、できるだけその日のうちに残しておくことが望ましいです。法律上の「証拠(事実を裏づける資料)」として役立つ土台になるイメージです。
いじめの記録については、いくつかの誤解や思い込みが見られます。
「録音や動画がないと意味がない」「完璧に書けないなら記録してもムダ」と考えてしまう方もいますが、そのようなことはありません。日付が少しあいまいでも、「たしかこの頃」「昼休みごろ」など、自分が覚えている範囲で書いておくことにも十分意味があります。また、「親がメモしても証拠にならない」と思われがちですが、子どもから聞いた内容をできるだけそのままの言葉で残しておくことは、経過を示す資料として役立つ場合があります。完璧さよりも、「継続して残すこと」が大切だと考えるとよいです。
実際に、いじめの記録として残すべき内容をどのような流れで整理していくかを見ていきます。
まず、専用のノートやファイル、スマートフォンのメモなど「ここに記録する」と決めた場所を用意します。次に、いじめがあったと感じた出来事ごとに、日付とおおよその時間、場所を書き、そのうえで誰が何をしたのか、どんな言葉を言われたのかを、できるだけ具体的に残します。そのときの自分の気持ちや体調の変化、学校を休んだ日、病院を受診した日などもあわせて記録しておくと、被害の深刻さを説明しやすくなります。写真やスクリーンショット、LINEなどのメッセージがある場合は、印刷したりバックアップを取ったりして、ノートの記録と一緒に保管しておくと整理しやすいです。
いじめの記録を残す際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
まず、記録をつけることで、被害を受けている本人がさらに追い詰められないよう、無理のない範囲で続けることが大切です。保護者が代わりにまとめて書く、週末に一緒に振り返るといった方法もあります。また、加害者に見つかると危険が高まるおそれがあるため、ノートやデータの保管場所には注意が必要です。録音や撮影を行う場合は、周囲のプライバシー(個人の秘密や生活の情報)にも配慮し、危険を感じる場面で無理に機器を取り出さないようにします。記録の扱いに迷うときは、学校や専門家に相談しながら進めることが望ましいです。
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