交際中の借金は、感情が絡むため冷静な判断が難しくなりやすい問題です。この記事では、交際中のお金の貸し借りで最低限知っておきたい法律の基本と、トラブルを防ぐための注意点をやさしく解説します。
交際中の借金トラブルは、別れ話や結婚の話が出たときに一気に表面化しやすいです。
「好きだから」「結婚するつもりだから」といった気持ちから、交際中に相手へ多額のお金を貸したり、相手名義の借金を肩代わりしてしまうことがあります。しかし、別れた後に返してもらえない、連絡が取れないといった男女問題に発展するケースも少なくありません。交際中の借金をめぐる基本的な注意点や、法律上どこまで請求できるのかを知っておくことで、感情に流されず自分を守る判断がしやすくなります。
まずは「交際中の借金」が法律上どのように扱われるのかを整理しておきましょう。
交際中の借金とは、恋人同士の関係にあるときに、お金を貸したり、連帯保証人(いっしょに返済の責任を負う人)になったり、クレジットカードを立て替えたりすることを指します。法律的には、基本的に「個人間の金銭消費貸借契約(お金の貸し借りの契約)」として扱われます。結婚していない限り、「恋人だから当然に負担を分け合う」といった特別なルールはなく、原則として貸した人と借りた人の二者間の問題になります。このため、口約束だけで済ませると、後から「借りたつもりはない」「もらったと思っていた」と争いになりやすい点が重要なポイントです。
交際中の借金については、感情が先行し、法律上の扱いを誤解してしまうことがよくあります。
よくある誤解として、「恋人にお金を貸したのだから、別れても必ず返してもらえる」「結婚の約束をしていたから、生活費として渡したお金も全部請求できる」と考えてしまうケースがあります。しかし、相手が『これはプレゼント(贈与)だと思っていた』と主張することもあり、特に返済期限や金額、返し方をはっきり決めていないと、法律上は『贈与だったのでは』と判断される可能性もあります。また、同棲中の家賃や生活費を多く負担していたとしても、それだけで自動的に「返してもらえる借金」とは限りません。このような誤解を避けるためにも、交際中であってもお金の扱いはできるだけ明確にしておくことが望ましいです。
交際中の借金トラブルが起きたとき、または起きないように備えるための基本的な流れを押さえておきましょう。
まず、お金を貸す前の段階では、感情だけで判断せず、金額や返済の見通しを冷静に確認することが大切です。そのうえで貸す場合には、借用書やLINE・メールなどで「いくらを、いつまでに、どのように返すか」を文章に残しておく方法があります。すでに貸してしまい返済が滞っている場合は、まずは話し合いで返済計画を再確認し、その内容もメッセージなどで記録しておきます。それでも返済がされないときには、内容証明郵便で正式に返済を求める通知を送るといったステップがあります。金額が大きい、相手が連絡を絶つなど状況が深刻な場合には、早めに法律の専門家へ相談し、訴訟や支払督促(裁判所を通じた支払いの催促)といった手続きが可能か検討するといった流れがあります。
交際中の借金をめぐる基本的な注意点として、特に気をつけたいポイントがあります。
まず、連帯保証人になることや、自分名義のカードで相手の買い物を立て替えることは、別れた後もあなたに支払い義務が残るリスクが高い行為です。また、『結婚するから大丈夫』『すぐ返すから』といった言葉だけを信じて、返済能力を確認しないまま多額を貸すことも避けたほうがよいです。さらに、暴力や精神的な支配とセットになってお金を要求されている場合は、交際中の男女問題にとどまらず、DVやモラハラの問題を含む可能性もあります。そのようなときは、一人で抱え込まず、専門機関や法律の専門家に相談することが望ましいです。お金の話を切り出しにくいと感じるかもしれませんが、自分の生活と将来を守るための大切な一歩になります。
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