交際相手と同棲を始める前に、最低限知っておきたい法律の基礎知識をまとめます。同棲契約やお金・家の名義をあいまいにしたまま始めると、別れたときに大きなトラブルになるおそれがあります。事前にポイントを押さえて、安心して同棲生活をスタートできるようにしましょう。
同棲は結婚と違い、法律上のルールがはっきり決まっていないため、事前の取り決めがとても大切です。
交際相手との同棲は、気持ちの面では「家族」に近くても、法律上は「他人」として扱われることが多いです。そのため、家賃や生活費の負担、家具・家電の所有権、解約時の費用負担などを決めていないと、別れたときに「どちらがいくら払うのか」「どの荷物を持ち出せるのか」で揉めやすくなります。交際相手と同棲契約する前の基礎知識を知っておくことで、感情的なトラブルを減らし、冷静に話し合う土台を作ることが望ましいです。
まずは「同棲」と「同棲契約」が法律上どのような意味を持つのかを整理しておきましょう。
同棲とは、婚姻届を出さずに交際相手と一緒に暮らすことを指しますが、法律上は「内縁」や「事実婚」とは区別される場合もあります。一般的な同棲では、結婚のような夫婦の権利・義務(民法上の夫婦財産制など)は原則として認められません。同棲契約とは、家賃や生活費の分担、退去時のルール、家財の所有権などを、交際相手同士で書面にしておく約束のことです。難しい契約書でなくても、合意内容をメモに残しておくことには意味があります。
交際相手との同棲については、法律上の扱いを誤解しているケースが少なくありません。
よくある誤解として、「長く同棲していれば自動的に夫婦と同じ権利が得られる」「同棲しているから相手の浮気に慰謝料を請求できる」といった考え方があります。しかし、単なる同棲だけでは、法律上の夫婦と同じ保護が受けられないことが多いです。また、家賃を多く払っているからといって、必ずしも部屋や家具が自分のものになるとは限りません。交際相手と同棲契約する前の基礎知識として、「結婚とは別物」であることを理解しておくことが大切です。
交際相手と同棲契約する前には、次のような流れで話し合いと準備を進めていく方法があります。
まず、同棲の目的や期間のイメージをお互いに確認し、「結婚を前提にしているのか」「とりあえず生活費を抑えたいのか」などを話し合います。次に、賃貸契約の名義人をどちらにするか、連名にするかを決め、家賃・光熱費・食費などの負担割合を具体的な金額や口座振替の方法まで含めて取り決めます。そのうえで、家具・家電の購入費をどう分担するか、別れる場合の退去費用や敷金の扱い、どちらが先に出ていくかなどを紙に書き出し、簡単な同棲契約書として残しておくとよいです。必要に応じて、事前に専門家へ相談する方法もあります。
同棲契約を考える際には、感情だけで決めてしまわないよう、いくつかの注意点があります。
まず、賃貸契約書上の名義人は、家賃滞納や原状回復費用の支払い義務を負う立場になるため、軽い気持ちで一方の名義にしてしまうと不公平感が生まれやすいです。また、同棲中に購入した高額な家財について、領収書や支払者を記録しておかないと、別れたときに「誰のものか」が争いになりがちです。さらに、暴力やモラハラなどのトラブルが起きた場合、同棲相手であっても保護命令や警察への相談が検討される場面があります。交際相手と同棲契約する前の基礎知識として、最悪のケースも想定し、逃げ道を確保しておくことが望ましいです。
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