離婚後、約束した養育費の支払いが、収入減などでだんだん苦しくなり「養育費を減額申請したい」と悩む方は少なくありません。この記事では、養育費の減額申請を検討するときに、どのような手順で進めればよいかを5つのステップで整理してご説明します。
まずは、今の養育費の金額と、ご自身の家計状況を客観的に把握することが大切です。
養育費の減額申請をしたいと考えたときは、最初に現在の養育費の金額と支払い状況を紙に書き出して整理しましょう。あわせて、給与明細や源泉徴収票、確定申告書などから現在の収入を確認し、家賃やローン、生活費などの支出も一覧にしておくと、どの程度負担が重くなっているかが見えやすくなります。養育費を減額したい理由が、単なる「なんとなく苦しい」という印象だけでは、相手にも家庭裁判所にも伝わりにくいです。数字で説明できるように準備しておくことが、後の減額申請の話し合いや手続きの土台になります。
どんな場合でも養育費の減額申請が通るわけではないため、事情を整理しておきましょう。
養育費の減額申請をしたいときには、まず「事情の変化」があるかどうかを確認することが重要です。典型的には、リストラや勤務先の倒産、病気やけがによる長期休業など、自分の努力ではどうにもならない収入減がある場合は、養育費の減額が認められやすいとされています。一方で、転職で自ら大幅に収入を下げた場合や、浪費が原因でお金が足りないといった事情では、養育費の減額申請が認められにくいことがあります。自分のケースがどちらに近いのかを整理し、減額を求める根拠を冷静に見直しておくことが大切です。
収入減や生活状況の変化を裏付ける資料をそろえることで、養育費の減額申請の説得力が高まります。
養育費を減額申請したい場合、口頭で「収入が減った」と伝えるだけでは不十分で、客観的な資料が求められます。具体的には、最新の給与明細、源泉徴収票、確定申告書、退職証明書、傷病手当金の支給決定通知、医師の診断書などが、収入減や就労困難を示す証拠になります。また、家計簿や通帳の写し、ローン返済の明細なども、生活の厳しさを説明する材料として役立ちます。こうした資料をあらかじめ整理しておくことで、相手との話し合いでも、家庭裁判所での養育費減額申立てでも、スムーズに事情を説明しやすくなります。
いきなり支払いを減らすのではなく、まずは相手に事情を説明し、養育費の減額について冷静に話し合うことが望ましいです。
養育費の減額申請をしたいからといって、相手に何も伝えず一方的に支払いを減らすと、大きなトラブルにつながるおそれがあります。まずは、手紙やメールなど記録が残る方法で、収入が減った事情や今後の見通しを丁寧に説明し、どの程度の養育費に減額したいのか、具体的な金額案を示して話し合いを求めるとよいでしょう。このとき、「払えないから減らしてほしい」と感情的に伝えるのではなく、前のステップで整理した資料をもとに、冷静に説明することが大切です。話し合いで合意できた場合は、後々のトラブルを防ぐためにも、養育費の減額内容を書面に残しておくことが望ましいです。
当事者同士で養育費の減額に合意できないときは、早めに第三者の力を借りる方法を検討しましょう。
相手が養育費の減額に応じてくれない場合や、そもそも話し合いに応じてくれない場合には、法律の専門家への相談や、家庭裁判所への調停申立てを検討することが考えられます。家庭裁判所の調停では、調停委員という第三者が間に入り、双方の言い分や資料を踏まえて、養育費の減額が妥当かどうかを一緒に考えてくれます。自分一人で減額申請の書類を作るのが不安な場合は、法的な手続きに詳しい専門家に相談することで、必要な資料や進め方について具体的なアドバイスを受けることができます。無理に支払いを続けて生活が破綻してしまう前に、適切な手段で養育費の減額申請を進めることが大切です。
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