職場での言動が「パワハラにあたるのか」「どうやって証拠を残せばよいのか」が分からず、不安なまま我慢していませんか。この記事では、パワハラの基準と証拠の残し方を、法律の基本から順番に解説します。
パワハラの基準と証拠の残し方を知っておくことは、自分の身を守るためにとても大切です。
パワハラかどうかの線引きはあいまいに感じやすく、「これくらいは仕方ない」と自分を責めてしまう方も多いです。しかし、法律上のパワハラの基準に当てはまる行為であれば、会社には防止義務や対応義務があるとされています。また、後から相談や請求をしようとしても、証拠がなければ事実を証明しにくくなります。早い段階からパワハラの基準を知り、証拠の残し方を意識しておくことが、自分の働く環境を守る第一歩になります。
まずは、法律上どのような行為がパワハラとされるのか、その基準を確認しておきましょう。
パワハラとは、職場での優位な立場を利用して、業務の適正な範囲を超えた言動により、相手の心身に苦痛を与えたり、職場環境を悪化させる行為をいいます。法律上は「優越的な関係」「業務上必要かつ相当な範囲を超える言動」「労働者の就業環境を害する」という3つの要素がパワハラの基準とされています。具体例として、暴力や暴言だけでなく、無視や過度な叱責、仕事を与えない、逆に明らかにこなせない量の仕事を押しつけるなども含まれる場合があります。
パワハラの基準や証拠の残し方については、誤解されやすいポイントがいくつかあります。
「上司だから強く言われても仕方ない」「1対1での会話だから証拠は残せない」とあきらめてしまう方もいますが、必ずしもそうとは限りません。厳しい指導であっても、業務上必要で相手の人格を否定しない範囲ならパワハラに当たらないことがありますが、長時間にわたる叱責や、皆の前での侮辱などは基準を超える可能性があります。また、証拠は録音だけでなく、日付や状況をメモに残す、メールやチャットの履歴を保存するなど、いくつかの方法を組み合わせることで補うことができます。
パワハラかもしれないと感じたときの基本的な流れと、証拠の残し方のポイントを押さえておきましょう。
まずは、いつ・どこで・誰から・どのようなパワハラ行為があったのかを、できるだけ具体的にメモに残します。次に、可能であれば会話の録音、メールやチャット、業務指示の書面などを保存し、証拠の残し方を工夫します。そのうえで、会社の就業規則やハラスメント相談窓口を確認し、社内窓口や人事部に相談するといった方法があります。社内での解決が難しい場合や不安が強い場合には、労働局の総合労働相談コーナーなどの公的機関や、弁護士などの専門家に相談する流れも考えられます。
パワハラへの対応や証拠の残し方には、いくつか注意しておきたい点があります。
証拠を残すことは大切ですが、相手を挑発したり、危険な状況で無理に録音しようとすることは避けるべきです。また、会社のパソコンから証拠を保存すると、後で削除されたり、閲覧履歴から気づかれるおそれもあるため、自分の私物の端末やクラウドにバックアップを取るといった工夫が望ましいです。パワハラの基準は個別の事情で判断が分かれることも多く、「自分が弱いだけ」と決めつけず、早めに第三者に相談することが重要です。感情的に退職や合意を急ぐ前に、今後の選択肢を整理してから動くことが安心につながります。
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