SNSでの写真や投稿が「プライバシー侵害」になるのか不安に感じている方向けに、プライバシー侵害の基本ルールとSNSトラブルを防ぐためのポイントをやさしく解説します。
SNS時代には、知らないうちに他人のプライバシーを侵害してしまうリスクが高まっています。
スマホで撮った写真をそのままSNSに載せたり、相手とのやりとりをスクリーンショットで公開したりすることは、身近でよくある行為です。しかし、プライバシー侵害の基本ルールを知らないと、「これくらい大丈夫だろう」と思った投稿が、名誉を傷つけたり、個人情報をさらしたりする行為と受け取られるおそれがあります。後から削除しても、拡散されてしまうと取り返しがつかない場合もあります。事前にルールを知っておくことで、SNSトラブルを未然に防ぐことが期待できます。
まずは、プライバシー侵害とは何か、その基本的な意味を押さえておきましょう。
プライバシー侵害とは、簡単に言うと「他人に知られたくない私生活上の情報を、本人の同意なく勝手に公開したり利用したりすること」を指します。法律上は、憲法の「プライバシー権」や、民法の「人格権(人としての尊厳を守る権利)」の一つとして考えられています。具体的には、住所や電話番号などの個人情報だけでなく、病歴、家族関係、恋愛事情、勤務先、子どもの顔写真など、個人がそっとしておいてほしい情報が含まれます。SNSでは、投稿・リツイート・ストーリーなど、さまざまな形でプライバシー侵害が起こり得る点が重要です。
プライバシー侵害の基本ルールについては、日常の感覚と法律上の考え方がずれていることが多く、誤解が生じやすい分野です。
「友だちだけに見せる設定だから大丈夫」「顔にスタンプをしたからプライバシー侵害にはならない」と考える方は少なくありません。しかし、実際には、限定公開でもスクリーンショットで拡散される可能性があり、結果としてプライバシー侵害と評価されることがあります。また、「有名人だから何を載せてもよい」「相手がブロックしてきたから、悪口を書いても構わない」といった考えも危険です。有名人でも私生活の部分は守られるべきですし、悪口の内容によっては名誉毀損や侮辱と重なり、より深刻なSNSトラブルにつながるおそれがあります。
もし自分がプライバシー侵害をしてしまった、あるいは被害にあったと感じた場合のおおまかな流れを確認しておきましょう。
まず、相手のプライバシーを侵害してしまった可能性に気づいたときは、できるだけ早く問題の投稿を削除し、必要に応じて相手に謝罪することが望ましいです。被害にあった側の場合は、投稿のスクリーンショットやURL、日時などを保存し、証拠を残しておくことが大切です。そのうえで、SNSの運営会社に通報し、削除依頼やアカウント停止の申立てを行うといった方法があります。被害が大きい場合や、相手が応じない場合には、弁護士などの専門家に相談し、損害賠償請求や発信者情報開示請求(投稿者を特定するための手続き)を検討する流れになります。
プライバシー侵害の基本ルールを理解していても、実際のSNS利用では見落としがちな注意点があります。
まず、「写り込み」に注意が必要です。風景写真のつもりでも、他人の顔や車のナンバー、自宅の場所が特定できる建物などがはっきり写っていると、プライバシー侵害と評価される可能性があります。また、子どもの写真や学校名、塾名などは、犯罪に悪用されるおそれもあり、特に慎重な扱いが求められます。さらに、相手とのLINEやDMの内容を、許可なくスクリーンショットで公開する行為も、プライバシー侵害や信用毀損につながりかねません。少しでも迷ったら、本人の同意を取るか、投稿自体を控えることが安全です。
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