何気ないSNSの投稿が、名誉毀損やプライバシー侵害など法律的に問題となるケースがあります。この記事では、SNSトラブルを防ぐために知っておきたい法律の基本と、注意すべきポイントをやさしく解説します。
SNSの投稿は「ちょっとした一言」でも、相手から損害賠償を求められるおそれがあるため、法律の基本を知っておく必要があります。
SNSは気軽に使える一方で、投稿が一瞬で拡散し、取り返しのつかないSNSトラブルにつながることがあります。実名を書いていなくても、特定できる内容であれば名誉毀損(人の評価を下げる行為)やプライバシー侵害(私生活を勝手に公開する行為)と判断される場合があります。また、写真やイラストの無断転載は著作権侵害にあたるおそれがあります。こうしたSNSの投稿で法律的に問題となるケースを知っておくことで、思わぬトラブルや高額な請求を防ぎやすくなります。
まずは、SNSの投稿がどのようなときに法律的な問題になるのか、その基本的な考え方を整理します。
SNSの投稿で法律的に問題となるケースとして代表的なのは、名誉毀損、侮辱、プライバシー侵害、著作権侵害、肖像権侵害(顔写真などを勝手に使うこと)などです。たとえば「○○は犯罪者だ」など事実かのように書き込めば名誉毀損にあたる可能性がありますし、悪口だけでも侮辱にあたる場合があります。また、他人の写真や文章を無断で投稿すると著作権侵害となるおそれがあります。このように、SNSトラブルは複数の法律が関係するため、どんな権利が守られているのかを大まかに理解しておくことが大切です。
SNSの投稿に関しては、「これくらいなら大丈夫」と思い込んでしまう、いくつかのよくある誤解があります。
よくある誤解として、「フォロワーが少ないから問題にならない」「実名を書いていないから大丈夫」「削除したからもう安心」といった考え方があります。しかし、少人数に向けた投稿でも、相手の名誉やプライバシーを侵害すれば違法と判断される可能性があります。また、名前を出していなくても、投稿内容から誰のことか特定できれば、法律的に問題となるケースがあります。さらに、一度拡散された投稿は、削除してもスクリーンショットが残っていることが多く、完全に消すことは難しいため注意が必要です。
もし自分のSNSの投稿が問題視されたり、逆に他人の投稿で被害を受けたと感じた場合のおおまかな流れを確認しておきましょう。
まず、自分の投稿が指摘された場合は、感情的に反論する前に、投稿内容を見直し、必要に応じて速やかに削除や訂正を行うことが考えられます。相手からのメッセージや通知は証拠になるため、保存しておくことも大切です。一方、他人のSNSの投稿で名誉毀損やプライバシー侵害を受けたと感じたときは、投稿のスクリーンショットを保存し、URLや日時を記録しておきます。そのうえで、運営会社への削除依頼や通報を行う方法があります。被害が大きい場合や、投稿者を特定して損害賠償請求を検討する場合には、発信者情報開示請求(投稿者の情報を開示してもらう手続)など、専門的な手続きが必要になることもあります。
SNSの投稿で法律的に問題となるケースを避けるためには、日頃からいくつかの点に気をつけておくことが重要です。
まず、怒りや不満をそのままSNSに書き込まないことが大切です。感情的な投稿は、名誉毀損や侮辱にあたる表現になりやすく、SNSトラブルの原因となります。また、他人が写っている写真や動画を投稿する際は、顔や名前、勤務先などから個人が特定されないかを確認し、可能であれば本人の同意を得ることが望ましいです。さらに、ネット上にある画像や文章は「自由に使ってよい」とは限らず、多くは著作権で守られています。「引用」のルールを守らない無断転載は違法となるおそれがあるため注意が必要です。不安がある場合は、早めに専門家に相談することで、深刻なトラブルに発展する前に対応できる可能性があります。
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