浮気について教えてください。
浮気をされた側が家を出るときの法的注意点は?
浮気された側であっても、感情的に家を飛び出すと「別居のきっかけを作った側」と見なされ、不利になるおそれがあります。出る前に、証拠の確保・荷物やお金の扱い・今後の生活費の話し合いを冷静に整理してから動くことが大切です。
浮気された側だからといって、何をしても法的に守られるわけではありません。
浮気をされた側が家を出るときは、「誰の名義の家か」「子どもはどうするか」「今後の生活費はどうするか」によって、法的な意味合いが変わります。
まず、家を出ること自体は違法ではありませんが、次のような点に注意が必要です。
1. 別居のきっかけを作ったのは誰か
– 離婚や慰謝料、養育費などを決める際、「どちらが別居を始めたか」が争点になることがあります。
– 浮気された側でも、何の話し合いもなく一方的に家を出ると、「勝手に家を出た」と主張される可能性があります。
– できれば、別居の理由(相手の浮気)や、話し合いの経過をメモやメールで残しておきましょう。
2. 家の名義と居住権
– 持ち家の場合:名義が相手でも、婚姻中は「夫婦の家」として住む権利が認められることがあります。勝手に追い出された場合は、不当な扱いと主張できる場合があります。
– 賃貸の場合:契約者がどちらかによって、退去の手続きや今後の住まいの扱いが変わります。契約書の名義人を確認しておきましょう。
3. 子どもを連れて出るかどうか
– 子どもを連れて別居する場合、「実際に子どもを主に育てているのはどちらか」が、後の親権・監護権の判断材料になります。
– ただし、相手に無断で子どもを連れ去るような形になると、「連れ去りだ」と争われることもあるため、できる限り事前に話し合いの記録を残しておくことが重要です。
4. 生活費(婚姻費用)の請求
– 別居しても、法律上はまだ夫婦なので、収入の多い側に「別居中の生活費(婚姻費用)」を請求できる場合があります。
– 家を出る前に、相手の収入や家計の状況(給与明細、源泉徴収票、通帳のコピーなど)をできる範囲で把握・保存しておくと、後で話し合いや手続きがしやすくなります。
5. 浮気の証拠の確保
– 家を出てからだと、スマホ・パソコン・レシート・カレンダーなど、浮気の証拠になりそうなものにアクセスしづらくなります。
– 浮気を理由に慰謝料を請求したい場合、「肉体関係をうかがわせる証拠」が重要です。LINEのやりとり、ホテルの領収書、写真など、違法な方法にならない範囲でコピーや写真を残しておきましょう。
6. 荷物・お金の持ち出し
– 共同の預金をすべて引き出してしまう、相手の個人口座から無断でお金を移す、家財を大量に持ち出すなどは、後でトラブルになりやすい行為です。
– 当面の生活費として必要な範囲にとどめ、いつ・いくら・どの口座から動かしたかをメモに残しておくと、説明しやすくなります。
7. 新しい住まいの契約
– 別居先の賃貸契約や引っ越し費用が必要になります。自分の収入だけでやっていけるか、別居後に生活費を請求する前提で一時的に立て替えるのか、見通しを立てておきましょう。
このように、浮気された側であっても、家を出る前に「証拠」「お金」「子ども」「住まい」の4点を整理しておくことが、後々の不利を防ぐポイントになります。
感情のままに家を飛び出すと、後から不利になったり、思わぬトラブルにつながることがあります。
よくあるトラブル例として、次のようなものがあります。
1. 「勝手に出て行った」と主張される
– 浮気されたショックで何も言わずに家を出たところ、相手から「一方的に別居を始めたのはそっちだ」と言われるケースがあります。
– その結果、「夫婦関係を壊したのはどちらか」「別居の責任はどちらにあるか」が争いになり、慰謝料や離婚条件の話し合いがこじれることがあります。
2. 浮気の証拠が取れなくなる
– 急いで家を出てしまい、後から慰謝料を請求しようとしても、スマホやパソコン、レシートなどにアクセスできず、証拠が足りないというケースが多くあります。
– 「浮気していたのは事実なのに、証拠がなくて認めさせられない」という状況になりかねません。
3. 子どもをめぐる争い
– 子どもを連れて出た場合、相手から「無断で連れ去られた」と主張されることがあります。
– 逆に、子どもを置いて出た場合、「実際に子どもを見ているのは相手側」と評価され、親権や監護権の話し合いで不利になることもあります。
4. お金の持ち出しで揉める
– 共同名義の預金を一気に引き出したり、家財を大量に持ち出したりすると、「財産を勝手に持ち逃げした」として強く非難され、話し合いがこじれます。
– 場合によっては、不正な財産の持ち出しとして、返還を求められたり、法的な手続きを取られることもあります。
5. 生活費がもらえない・請求が遅れる
– 別居後すぐに生活費の話をしなかったために、「もう別居して長いから、今さら生活費は払えない」と言われてしまうケースもあります。
– 早めに「別居後も生活費を支払ってほしい」という意思を伝え、記録に残しておかないと、請求が難しくなることがあります。
6. 新しい交際相手ができて立場が悪くなる
– 浮気された側でも、別居後すぐに自分に恋人ができ、その関係が深くなると、「お互い様だ」と言われて慰謝料の話がややこしくなることがあります。
– 離婚や慰謝料の話がまとまる前に、自分の側の行動が問題視されることもあるため注意が必要です。
浮気されたショックで家を出たくなる気持ちは自然ですが、後から不利にならないよう、次の順番で落ち着いて動くことをおすすめします。
1. まずは証拠と情報を確保
– 浮気の証拠になりそうなもの(LINE、メール、写真、ホテルの領収書など)を、違法にならない範囲でコピー・撮影しておく。
– 家計に関する資料(給与明細、源泉徴収票、通帳のコピー、クレジット明細、賃貸契約書や住宅ローンの書類など)も、可能な範囲で保存しておく。
2. 別居後の生活の見通しを立てる
– 自分の収入だけで生活できるか、どのくらい不足するかをざっくり計算する。
– 別居後も相手に生活費(婚姻費用)を求めるつもりがあるか考え、その場合はいつ・どのように請求するかイメージしておく。
3. 子どもと住まいの方針を決める
– 子どもを連れて出るかどうか、その場合の保育園・学校・通学手段など、現実的な生活を想像しておく。
– 新しい住まいの候補(家賃相場、通勤・通学のしやすさ、安全性など)を事前に調べておく。
4. 家を出る前に、できれば一度相談する
– 自治体の法律相談、男女共同参画センター、消費生活センターなど、無料・低額で相談できる窓口があります。
– 「今の状況で家を出たら、どんな影響があるか」「どんな準備をしておくべきか」を、第三者の視点で整理してもらうと安心です。
5. 出ると決めたら、記録を残しながら進める
– 別居の理由(相手の浮気やこれまでの経緯)を、日記やメモ、メールなどで残しておく。
– 家を出る日や、持ち出した荷物・お金の内容をメモしておき、後で説明できるようにしておく。
6. 一人で抱え込まない
– 信頼できる家族や友人に、事実ベースで状況を共有しておくと、いざというときの証言や支えになります。
– 心身の不調が出ている場合は、心療内科やカウンセリングなど、心のケアも検討してください。
浮気された側だからといって、すべてが自動的に有利になるわけではありません。感情と法的な問題を切り分け、「証拠」「お金」「子ども」「住まい」の4つを意識して準備を進めることが、後悔しない別居・離婚につながります。
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