30代前半の専業主婦です。小学生と未就学児の2人の子どもがいます。最近になって、夫が数年前から児童手当を生活費とは別に自分の口座に振り替え、使い込んでいたことが分かりました。
私は「児童手当は子どものための貯金にしておいてね」と何度も伝えており、夫も「ちゃんと貯めている」と言っていたので、完全に信じきっていました。ところが、たまたま夫の通帳を目にしたときに、児童手当が入金されてはすぐに引き出されている履歴を見つけてしまいました。問い詰めると、「カードローンの返済や飲み代に回していた」と言われました。
児童手当の使い込みが発覚してから、夫への信頼が一気になくなり、離婚という言葉が頭から離れません。夫は「もうしないから」「離婚はしたくない」と言っていますが、これまでの嘘やお金の管理のずさんさを考えると、また同じことが起きるのではないかと不安です。
児童手当の使い込みは離婚理由になりますか?離婚する場合、これまでの児童手当の使い込みについて何か請求できるのでしょうか。また、離婚せずにやり直す場合でも、どのようにお金の管理を見直せばいいのか分かりません。
子どものためにも簡単に離婚を決断していいのか迷っていますが、このまま我慢して一緒にいるのもつらいです。児童手当の使い込みと離婚について、どのように考えればよいか、アドバイスをいただきたいです。
児童手当をパートナーに使い込まれていたと知ったとき、多くの方が「裏切られた」と感じ、離婚を考えるほどのショックを受けます。ここでは、児童手当の使い込みが離婚にどのように関わるのか、また今後どのような対応が考えられるのかを、段階的に整理していきます。
まず、児童手当の使い込みが法律上ただちに「離婚原因」として認められるかを整理しておくことが大切です。
一般的に、民法上の法定離婚事由には「不貞行為」や「悪意の遺棄」などが挙げられますが、児童手当の使い込みそのものが単独で法定離婚事由にあたるとは限りません。ただし、児童手当を継続的に私的な浪費にあてていた場合、
・家計を著しく圧迫するほどの浪費
・生活費や子どもの養育費を十分に支払わない状態
・嘘を重ねて家計を不透明にしていた
といった事情が重なると、「婚姻を継続しがたい重大な事由」と評価される可能性があります。つまり、児童手当の使い込み単体ではなく、これまでの金銭感覚や家計への影響、嘘の積み重ねなど、全体としてどれだけ深刻かがポイントになります。
協議離婚であれば、法定離婚事由があるかどうかにかかわらず、夫婦が合意すれば離婚は可能です。児童手当の使い込みをきっかけに、信頼関係が回復できないと感じるかどうかが、あなた自身の判断材料になります。
次に、これまでの児童手当の使い込みについて、どこまで請求や話し合いができるのかを考えます。
児童手当は名目上「子どものため」のお金ですが、法的には世帯の生活費に充てることも禁止されていません。そのため、「児童手当を使ったから必ず返還義務がある」とまでは言い切れない面があります。ただし、夫婦で「児童手当は子どもの貯金にする」と明確に話し合っていたのに、一方的に約束を破って浪費していた場合には、話し合いの中で次のような要求を検討できます。
・使い込んだ児童手当相当額を、今後の養育費や学資保険の負担増で補う
・夫名義の貯金や退職金を多めに分ける形で調整する
・今後の児童手当はあなた名義の口座に振り込むよう変更する
離婚を視野に入れる場合は、児童手当の使い込みだけでなく、家計全体の状況を整理しておくことが重要です。
・通帳やカード明細など、児童手当の入出金が分かる資料を保管する
・カードローンや借金の有無、残高、名義を確認する
・現在の貯金額、保険、学資保険の契約内容を洗い出す
これらを整理しておくと、弁護士や専門家に相談する際にも、児童手当の使い込みを含めた全体像を伝えやすくなります。
最後に、離婚を選ぶか、やり直しを選ぶかを考える際のポイントと、どちらの道を選ぶにしても必要な「お金のルール作り」について整理します。
【離婚を検討する場合】
児童手当の使い込みがきっかけで、これまでの嘘や金銭トラブルが積み重なっている場合、「今後も同じことが続くのでは」という不安は自然なものです。離婚を考える際には、
・児童手当の使い込みを含め、これまでの経緯をメモにまとめておく
・子どもの親権、養育費、面会交流について希望を整理する
・一度、離婚問題に詳しい弁護士や専門窓口に相談して、現実的な条件を確認する
といった準備をしておくと、感情だけでなく、生活面も踏まえた判断がしやすくなります。
【やり直しを選ぶ場合】
一方で、「今すぐ離婚までは踏み切れない」「子どものためにもう一度だけ様子を見たい」と感じることもあります。その場合は、同じことを繰り返さないために、具体的なルール作りが欠かせません。
・児童手当の振込口座をあなた名義に変更する
・家計用口座と個人の小遣い用口座を分け、入出金を共有する
・毎月1回、通帳や家計簿を一緒に確認する時間をつくる
・カードローンや借金がある場合は、返済計画を一緒に立てる
これらを口約束にせず、紙に書いて2人で確認しておくと、後々のトラブル防止につながります。それでも約束が守られない場合には、改めて離婚を含めて考え直すタイミングだと捉えることもできます。
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