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支払う側が失業した場合、算定表だけでは決めにくい費用はどう扱う?

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支払う側が失業した場合、算定表だけでは決めにくい費用はどう扱う?

相談者より

養育費について教えてください。
支払う側が失業した場合、算定表だけでは決めにくい費用はどう扱う?

回答

ズバッと回答

🧑‍💼

失業しても、算定表にない「特別な費用」は原則なくなるわけではなく、話し合いで分担方法を決め直します。まずは現在の収入状況を前提に、どの費用をどこまで負担できるかを具体的に整理して協議することが大切です。

解説

詳しく解説

🧑‍💼

養育費の算定表はあくまで「基本部分」の目安であり、失業したからといって全ての負担がゼロになるわけではありません。

養育費の算定表は、ふだんの生活費(食費・住居費・衣服・光熱費など)を中心にした「基本的な養育費」の目安です。一方で、私立学校の学費、塾代、部活動の遠征費、医療費、留学費用など、子どもによって大きく差が出る費用は、算定表だけでは決めにくい「特別な費用」として扱われることが多いです。

支払う側が失業した場合でも、
– 子どもの生活や進学に関わる重要な費用
– すでに合意していた進学・習い事など
は、原則として「子どものための費用」であり、ただちにゼロになるわけではありません。ただし、支払う側の収入が大きく下がれば、同じ割合・同じ金額で負担することが現実的でない場合もあります。

そのため、次のような流れで考えるのが一般的です。
1. 現在の収入・失業給付の有無・貯金など、支払う側の経済状況を整理する
2. 子どもの特別な費用(学費・塾・医療など)を項目ごとに洗い出し、年間いくらかかるかを把握する
3. 「当面の間の負担方法」を話し合う(例:一定期間は減額、分割払い、祖父母の一時的援助など)
4. 失業が長期化しそうな場合は、養育費そのものの見直し(減額)や、特別費用の負担割合の変更を協議する

話し合いで合意できれば、口頭だけでなく、できれば書面(合意書や公正証書など)にしておくと、後々のトラブルを防ぎやすくなります。合意が難しい場合は、家庭裁判所の調停などで、失業状況や子どもの必要性を説明しながら、負担の仕方を決めてもらう方法もあります。

⚠️ 免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法律相談・専門的アドバイスを提供するものではありません。具体的なご状況については、必ず専門家にご相談ください。
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注意

ケース別の注意点

🧑‍💼

失業を理由に「一切払わない」としてしまうと、後から大きなトラブルになることがあります。

よくあるトラブルとしては、次のようなものがあります。

– 【一方的に支払いを止める】
支払う側が「失業したから払えない」と一方的に養育費や特別な費用の支払いを止めてしまい、受け取る側が生活や学費の支払いに困るケースです。後から「やはり払ってほしい」と請求され、まとまった額を一度に請求されることもあります。

– 【子どもの進学・習い事をめぐる対立】
進学先(私立か公立か)、塾や習い事を続けるかどうかについて、「払えない」「約束が違う」と感情的な対立になりやすい場面です。事前に「どのレベルの費用まで負担するか」「失業など収入が変わったときはどうするか」を決めていないと、話がこじれがちです。

– 【失業が一時的か長期かで見通しが違う】
失業が数か月で済むのか、長期になりそうなのかで、負担できる範囲は大きく変わります。にもかかわらず、先の見通しを共有せずに「とりあえず全部やめる」「とりあえず全部続ける」と決めてしまい、後からどちらかが限界に達して揉めることがあります。

– 【口約束だけで後から言った・言わないになる】
「仕事が見つかるまで半額で」「ボーナスが出たらまとめて払う」など、口頭で決めただけで書面に残していないと、後から内容をめぐって争いになることがあります。

こうしたトラブルを避けるには、「失業した事実」と「今どこまでなら負担できるか」を早めに伝え、子どもの生活に影響が出ないように、現実的な落としどころを一緒に探す姿勢が重要です。

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選び方

相談先の選び方

支払う側が失業したときは、「払えない」と突っぱねるか、「今まで通り払う」と無理をするかの二択ではなく、現状に合わせて柔軟に見直すことが大切です。

行動のポイントは次のとおりです。
1. まず自分の状況を整理する
– 失業給付の有無・金額
– 貯金や家族からの援助の見込み
– 再就職の見通し(いつ頃・どのくらいの収入になりそうか)

2. 子どもの費用を「基本の養育費」と「特別な費用」に分けて考える
– 算定表で目安になるのは主に「基本の養育費」
– 学費・塾・医療費などは、別途「特別な費用」として項目ごとに話し合う

3. 相手と冷静に話し合う
– 「今はここまでなら払える」「いつ頃見直せそうか」を具体的な数字で伝える
– 当面の暫定的な金額や割合を決め、再就職後に再度見直す約束をしておく

4. 合意した内容はメモや合意書に残す
– 日付・金額・期間(いつまでの暫定か)をはっきり書いておく
– 可能であれば、公的な手続き(家庭裁判所の調停や公正証書)も検討する

5. 話し合いが難しいときは、早めに第三者を利用する
– 家庭裁判所の調停や、自治体の相談窓口、法テラスなどの無料相談を活用し、第三者に入ってもらうと冷静に話し合いやすくなります。

算定表はあくまで目安であり、失業などの事情に応じて見直すことができます。一人で抱え込まず、早めに状況を共有し、子どもの生活を守りつつ、自分も無理をしすぎないラインを一緒に探していくことが重要です。

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