交通事故の記録を残す重要性と、その基礎をわかりやすく整理します。あとから「言った・言わない」でもめないために、どんな記録をどう残すべきかを解説します。
交通事故の記録を残すことは、示談や保険金請求で自分を守るための大切な証拠になります。
交通事故の直後は動揺しており、細かい状況を正確に覚えておくことが難しいです。しかし、時間がたつほど記憶はあいまいになり、相手や保険会社と話が食い違う原因になります。そこで、写真やメモなどで「交通事故の記録を残す」ことが重要になります。記録は、過失割合(どちらにどのくらい責任があるか)や、治療費・慰謝料の金額を決める際の根拠となり、自分に不利な判断を避ける助けになります。
まず、「交通事故の記録」とは何を指すのか、その基礎から確認します。
交通事故の記録とは、事故の日時・場所、車の位置関係、ブレーキ痕、信号の状況、ケガの状態などを、写真・動画・メモ・診断書などの形で残したものをいいます。法律上は「証拠」と呼ばれ、民法や自動車損害賠償保障法などに基づく損害賠償請求で重要な役割を果たします。警察が作成する交通事故証明書や実況見分調書も記録の一種ですが、自分で残す記録があることで、これらの内容に誤りがあった場合に指摘しやすくなるといったメリットがあります。
交通事故の記録を残す重要性については、いくつかの誤解が見られます。
「警察を呼んだから自分で記録を残さなくても大丈夫」「保険会社が全部やってくれる」と考える方は少なくありません。しかし、警察の記録は必ずしも細かい損害状況や痛みの程度までは反映されませんし、保険会社は中立ではなく、支払額を抑えようとする立場でもあります。また、軽い接触事故や当日は痛みが少ない場合、「大したことないから記録は不要」と思いがちですが、後から症状が悪化することもあります。小さな事故でも、写真やメモを残しておくことが望ましいです。
交通事故が起きたとき、どのような流れで記録を残していくかをイメージしておきましょう。
まず、安全を確保したうえで警察に通報し、相手方の氏名・連絡先・車のナンバー・加入保険会社をメモします。同時に、スマートフォンなどで現場全体、車両の損傷部位、ブレーキ痕、信号機や標識、周囲の建物などを複数の角度から撮影します。自分や同乗者のケガがあれば、目立つ外傷だけでなく、腫れやあざも写真に残します。事故直後の状況や相手の発言内容を簡単にメモしておくことも有効です。その後、医療機関を受診し、診断書や領収書を保管し、通院日や症状の変化を日記のように記録しておくと、後の損害賠償請求の基礎資料になります。
交通事故の記録を残す際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
まず、相手との会話を録音する場合は、盗聴にならないよう、自分も会話に参加している状況で行うことが望ましいです。また、SNSに事故現場の写真や相手車両のナンバーを投稿すると、プライバシー侵害やトラブルの原因になるおそれがあります。記録はあくまで自分の手元と、必要に応じて保険会社や専門家に見せるために保管するのが無難です。さらに、事故から時間がたつと、現場の状況が変わってしまうことがあるため、できるだけ早い段階で記録を残すことが重要です。不安が強い場合は、早めに専門家に記録の内容を確認してもらうと安心です。
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