交通事故で示談や保険会社との話し合いをするとき、「過失割合の基本的な考え方」を知っているかどうかで、受け取れる賠償額が大きく変わることがあります。この記事では、過失割合とは何か、その決まり方や注意点をやさしく解説します。
過失割合の基本的な考え方を知らないと、不利な条件で示談してしまうおそれがあります。
交通事故の損害賠償では、「どちらにどのくらい責任(過失)があるか」という過失割合が、保険金や慰謝料の金額に直接影響します。ところが、過失割合の基本的な考え方は一般の方には分かりにくく、「保険会社に言われるままサインしてよいのか」「本当にこの割合で合っているのか」と不安になりやすい部分です。仕組みや決め方の大枠を知っておくことで、提示された過失割合が妥当かどうかを自分でも検討しやすくなり、安易に不利な示談に応じるリスクを減らすことができます。
まずは、過失割合とその基本的な考え方について整理しておきましょう。
過失割合とは、交通事故での責任の度合いを「何対何」と数字で表したものをいいます。法律的には、注意義務(安全に運転する義務)にどの程度違反したかを比べる考え方です。実務では、過去の裁判例をもとに作られた「別冊判例タイムズ」などの基準表がよく使われ、たとえば信号無視同士の事故、追突事故など、事故の類型ごとに基本の割合が示されています。そのうえで、スピード違反や夜間・悪天候といった事情を加味して、個別の過失割合が調整される仕組みになっています。
過失割合の基本的な考え方については、いくつかの誤解が生じやすいポイントがあります。
「止まっていたから自分は0対100で悪くないはず」「保険会社が言う過失割合は絶対だ」と思い込んでしまう方は少なくありません。しかし、実際には一見止まっている側にも安全確認義務が認められる場合があり、必ずしも0対100になるとは限りません。また、保険会社が提示する割合は、あくまで会社側の判断であり、法律上の唯一の正解ではありません。過失割合の基本的な考え方として、事故状況や証拠によって評価が変わる「幅のあるもの」だと理解しておくことが大切です。
次に、交通事故後に過失割合がどのような流れで決まっていくのかを見ていきます。
交通事故が起きると、まず警察が現場検証を行い、事故状況を記録します。その後、当事者が加入している自動車保険会社が、事故の類型や過去の裁判例を参考にしながら、過失割合の基本的な考え方に沿って「たたき台」となる割合を算出します。これをもとに、保険会社同士や当事者間で示談交渉が進みますが、事故状況の認識が食い違う場合には、ドライブレコーダーや目撃証言などの証拠をもとに割合を修正していくことがあります。それでも折り合いがつかないときは、裁判所に訴えを起こし、裁判官が最終的な過失割合を判断するといった流れがあります。
過失割合の基本的な考え方を踏まえつつ、実務上とくに注意したい点を確認しておきましょう。
過失割合は、わずか1〜2割の違いでも、最終的な損害賠償額に大きな差が出ることがあります。そのため、「保険会社がそう言うなら…」と詳しい説明を受けないまま示談書にサインするのは避けることが望ましいです。また、事故直後の説明や相手方とのやり取りが、後から過失割合の判断材料になることもあるため、感情的にならず、事実関係をメモや写真、ドライブレコーダー映像などで残しておくことが重要です。自分では判断が難しいと感じたら、早めに法律の専門家へ相談するといった方法も検討されるとよいでしょう。
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