結婚して10年目、子どもは小学生が2人います。夫との関係がここ数年で冷え切ってしまい、正直なところ「離婚したい」という気持ちが強くなっています。ただ、現実的には離婚できない理由がいくつもあり、身動きが取れずに苦しい状況です。
一番の理由はお金です。私はパートで働いていますが、収入は月に10万円前後で、とても子ども2人を育てながら生活していける額ではありません。正社員として働きたい気持ちはありますが、ブランクもあり、年齢的な不安もあって、なかなか一歩を踏み出せません。「離婚したい できない」という言葉で検索しては、自分と同じような人の体験談を読んで、余計に不安になってしまいます。
また、子どもたちのことも大きな悩みです。上の子はなんとなく夫婦仲が良くないことに気づいているようで、時々不安そうな顔をします。離婚をした場合、転校や生活環境の変化など、子どもに大きな負担をかけてしまうのではないかと考えると、決断できません。夫は「離婚なんて考えたこともない」と言っていて、話し合いをしようとしても、すぐに話題をそらされてしまいます。
夫から暴力を受けているわけではありませんが、会話がほとんどなく、家事や育児もほぼ私任せで、同居人のような関係です。私が何か相談しても「好きにすれば」と突き放されているように感じてしまい、精神的にとても疲れています。このまま我慢して一緒にいるべきなのか、それとも離婚に向けて準備を進めるべきなのか、自分でもわからなくなっています。
離婚したいのにできない状況の中で、今の私にできる現実的な準備や、考えておくべきポイントがあれば教えていただきたいです。また、離婚を本当に選ぶべきなのか、それとも別の選択肢があるのか、整理するための考え方も知りたいです。
「離婚したい できない」という思いの間で揺れている相談者さんのように、経済的な不安や子どものことを考えると、離婚に踏み切れない方は少なくありません。ここでは、離婚を急いで決めるのではなく、現実的な準備と心の整理を進めるためのステップを紹介します。
まずは、離婚したいのに離婚できないと感じている理由を、できるだけ具体的に書き出してみてください。例えば、
・経済的な不安(自分の収入、貯金、今の生活費)
・子どもの学校や生活環境の変化への不安
・住む場所がない、実家に頼れない
・夫が離婚に応じてくれなさそう
・周囲の目や親族の反応が怖い
といった項目です。
頭の中で考えているだけだと、「なんとなく無理」という漠然とした不安が膨らみやすくなります。紙に書き出すことで、「本当に問題になっているのはどこか」「感情的な不安と、現実的な問題は何か」を切り分けやすくなります。
同時に、「なぜ離婚したいのか」も整理してみてください。夫婦関係のどこがつらいのか、いつ頃からそう感じているのか、改善のために何か試したことがあるのかなどを書き出すと、自分の気持ちが少し見えやすくなります。
このステップは、離婚を決めるためだけでなく、「離婚しない選択をする場合に、何を変えたいのか」を考える土台にもなります。
離婚したいのにできない理由として、経済的な不安はとても大きいと思います。いきなり離婚を前提に動くのではなく、「もし離婚したら、どのくらいのお金が必要なのか」「今の収入と支出はどうなっているのか」を把握するところから始めてみてください。
具体的には、
・現在の家計簿をつけて、毎月の固定費(家賃、光熱費、保険、通信費など)と変動費(食費、日用品、教育費など)を確認する
・自分名義の通帳やクレジットカードの明細を整理し、貯金額や借金の有無を把握する
・夫の収入や家計への負担割合を、わかる範囲でメモしておく
といった作業です。
そのうえで、パートの勤務時間を少し増やせないか、資格取得や転職活動を視野に入れられないかなど、「今すぐ離婚しなくてもできる準備」を検討してみましょう。離婚をするかどうかにかかわらず、自分で生活を支える力を少しずつつけておくことは、将来の安心にもつながります。
また、自治体の窓口や無料相談で、ひとり親家庭の支援制度や、養育費、児童扶養手当などについて情報を集めておくと、「離婚した場合の生活のイメージ」が具体的になり、漠然とした不安が少し和らぐことがあります。
離婚は人生に大きな影響を与える選択なので、一人で抱え込まず、第三者の意見を聞きながら考えることが大切です。特に、「離婚したい できない」という状態が長く続くと、気持ちが追い詰められやすくなります。
まずは、信頼できる友人や家族に、可能な範囲で気持ちを打ち明けてみるのも一つの方法です。ただし、価値観が強い人からは「絶対に離婚すべき」「子どものために我慢すべき」といった極端な意見が返ってくることもあるため、あくまで参考として受け止めるようにしましょう。
より客観的なアドバイスを得たい場合は、
・自治体の法律相談や女性相談窓口
・弁護士や司法書士の無料相談
・夫婦問題や離婚問題に詳しいカウンセラー
などの専門家に相談することを検討してみてください。離婚の流れや必要な手続き、別居という選択肢、話し合いの進め方など、具体的な情報を得ることで、「本当に離婚したいのか」「今は準備期間にするのか」といった判断がしやすくなります。
また、すぐに離婚を選ばず、一定期間の別居や、夫婦カウンセリングを試してみるという選択肢もあります。離婚か継続かの二択ではなく、「距離を置いて考える」「関係改善を試みる」といった中間の選択肢も含めて検討することで、自分にとって納得のいく答えに近づきやすくなります。
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