DVについて教えてください。
親族や友人にDVの相談をする場合の注意点は?
親族や友人にDVを相談するときは、「安全を最優先にすること」と「話す範囲を自分で決めること」が大切です。相手に負担をかけすぎず、必要に応じて公的な相談窓口も一緒に利用しましょう。
身近な人への相談は心強い一方で、トラブルに発展することもあるため、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
DVの相談を親族や友人にすること自体は、とても大切な一歩です。ひとりで抱え込まず、信頼できる人に話すことで、心の負担が軽くなり、具体的な助けにつながることもあります。
ただし、相談するときには次の点を意識しておくと安心です。
1. 安全を最優先にする
・加害者に相談の事実が知られると、暴力が悪化するおそれがあります。
・相談内容が加害者に伝わらないよう、連絡手段(電話・SNS・メール)や場所(自宅・職場・実家など)を慎重に選びましょう。
・スマホやSNSの履歴、位置情報、クラウド共有なども確認し、必要に応じて削除や設定変更を行います。
2. 話す範囲と目的を自分で決める
・「全部話さなきゃ」と無理をする必要はありません。話せる範囲で大丈夫です。
・「ただ聞いてほしいのか」「避難先を探したいのか」「一緒に相談窓口に行ってほしいのか」など、相談の目的を最初に伝えると、相手も動きやすくなります。
3. 相談相手を慎重に選ぶ
・加害者と近い関係の人(加害者の親族・友人など)は、無意識に加害者側に立ってしまうことがあります。
・「我慢が足りない」「夫婦(カップル)の問題だから口を出せない」などと言いそうな人は避け、あなたの話を否定せずに聞いてくれる人を選びましょう。
4. 証拠の保管を手伝ってもらう
・ケガの写真、暴言の録音、壊された物の写真、日記メモなどは、後で公的機関に相談するときに役立ちます。
・自分のスマホや家に置いておくのが不安な場合は、信頼できる親族や友人に預かってもらう方法もあります。
5. 公的な相談窓口と併用する
・親族や友人は専門家ではないため、どうしても対応に限界があります。
・DV相談窓口、配偶者暴力相談支援センター、警察相談窓口、市区町村の相談窓口など、公的な機関にもつなげてもらうと、避難や保護、手続きのサポートを受けやすくなります。
6. 相談相手の負担にも配慮する
・あなたが悪いわけではありませんが、相談を受ける側も不安やプレッシャーを感じることがあります。
・「話を聞いてくれてありがとう」「できる範囲で大丈夫だよ」と一言添えるだけでも、お互いに無理のない関係を保ちやすくなります。
身近な人に相談したことで、かえって状況が悪化してしまうケースもあります。
親族や友人へのDV相談で起こりがちなトラブルや注意点として、次のようなものがあります。
1. 加害者に相談が知られてしまう
・相談相手が「心配だから」と本人に直接注意してしまい、暴力が激しくなるケースがあります。
・親族が「夫婦なんだからちゃんと話し合いなさい」と加害者に連絡してしまい、あなたが責められる結果になることもあります。
2. 相談内容を勝手に他人に話される
・悪気なく、他の親族や友人に話が広められてしまい、あなたの居場所や状況が加害者に伝わる危険があります。
・「心配だから」とSNSにそれとなく書かれてしまい、本人に気づかれるケースもあります。
3. 被害を軽く見られてしまう
・「どこの家庭にもあること」「子どものために我慢した方がいい」などと言われ、あなたが自分を責めてしまうことがあります。
・精神的な暴力(暴言・無視・お金を渡さないなど)は、周囲から深刻さを理解してもらいにくいことも多いです。
4. 相談相手が巻き込まれてしまう
・相談相手の家に避難したことで、相手も加害者から嫌がらせを受けるケースがあります。
・相談相手が感情的になり、加害者と直接対立してしまうと、あなたの安全も危うくなります。
5. 間違ったアドバイスで危険が増す
・「今すぐ別れなよ」とだけ言われ、準備がないまま家を出てしまい、住まいやお金の問題で追い詰められることがあります。
・逆に「証拠がないとどうにもならない」と決めつけられ、相談する気力を失ってしまうこともあります。
こうしたトラブルを防ぐために、相談するときは「この話は他の人には言わないでほしい」「本人には絶対に伝えないでほしい」など、守ってほしいことを最初にはっきり伝えることが大切です。
親族や友人にDVを相談するときは、まず「安全」と「信頼できるかどうか」を基準に相手を選びましょう。あなたの話を途中でさえぎらず、「あなたは悪くない」と受け止めてくれる人が望ましい相手です。
相談するときのポイントとしては、
・話せる範囲だけでよいと自分に許可を出す
・してほしいこと(話を聞いてほしい、一緒に窓口に行ってほしい、証拠を預かってほしい等)を具体的に伝える
・加害者には絶対に伝えないでほしいことを最初に共有する
・相手も不安を抱える可能性があるので、公的な相談窓口や支援機関の情報を一緒に確認する
といった点を意識すると、より安全で現実的な支えにつながりやすくなります。
身近な人だけで抱え込まず、必要に応じて、自治体の相談窓口、DV相談窓口、警察の相談窓口、女性相談・男女共同参画センターなど、公的な機関にも早めに連絡を取ることをおすすめします。電話やメール、チャットなど、名前を出さずに相談できる窓口もあります。「迷っている段階」「本当にDVなのかわからない」という状態でも相談してかまいません。
一番大切なのは、あなたの命と心の安全を守ることです。ひとりで判断せず、「信頼できる身近な人+公的な相談窓口」という二本立てで支えをつくっていきましょう。
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