親権について教えてください。
親権を持つ親が再婚する場合、親権に影響は出ますか?
親権を持つ親が再婚しても、それだけで親権が自動的に変わることはありません。ただし、再婚相手との養子縁組などをすると、親権や戸籍の扱いに影響が出る場合があります。
再婚そのものと、子どもの立場に関わる手続きは分けて考える必要があります。
親権は、離婚時などに「どちらの親が子どもを監護・教育するか」を決めたものです。親権を持つ親が再婚しても、再婚しただけでは親権者は変わりませんし、元配偶者に親権が戻ることもありません。
一方で、再婚相手と子どもとの関係をどうするかによって、状況が変わることがあります。
1. 再婚のみの場合
・親権者:変わりません(親権者は引き続き実の親)
・再婚相手:子どもに対する法律上の親子関係はありません
・日常生活では、再婚相手が子どもの世話をすることはあっても、法的には親権者ではありません。
2. 再婚相手と子どもが養子縁組をする場合
・再婚相手と子どもとの間に、法律上の親子関係が生まれます。
・実の親との親子関係は、普通養子縁組であれば基本的に残ります(特別養子縁組は別の制度)。
・親権者は通常、実の親のままですが、ケースによっては親権者の変更を家庭裁判所に申し立てることもあります。
3. 親権者を変更したい場合
・「再婚したから親権を変えたい」「子どもが再婚相手になついているので環境を整えたい」などの理由で、親権者の変更を家庭裁判所に申し立てることができます。
・裁判所は、親の事情よりも「子どもの生活の安定・福祉」を重視して判断します。
このように、再婚そのものでは親権は変わりませんが、その後に行う手続き(養子縁組や親権者変更の申し立て)によって、子どもの立場や生活に影響が出ることがあります。
再婚後の手続きや、元配偶者との関係でトラブルになることがあります。
よくある注意点・トラブル例として、次のようなものがあります。
1. 元配偶者との合意がないまま話を進めてしまう
・親権は変わらなくても、面会交流(子どもと会う約束)や養育費の支払いなど、元配偶者との取り決めに影響が出ることがあります。
・再婚や引っ越しをきっかけに、面会の頻度や方法を見直す必要が出ることもありますが、一方的に制限するとトラブルになりやすいです。
2. 子どもの気持ちを置き去りにしてしまう
・再婚相手との養子縁組は、子どもの名字や戸籍にも関わるため、子どもにとって大きな変化です。
・年齢が高い子どもの場合は、本人の同意が必要になることもあり、無理に進めると親子関係が悪化することがあります。
3. 再婚相手が「親権がある」と誤解してしまう
・再婚相手は、養子縁組をしていない限り、法律上の親ではありません。
・学校の手続きや医療行為の同意など、法的な判断が必要な場面では、親権者である実の親の同意が求められることがあります。
4. 親権者変更を簡単にできると考えてしまう
・「再婚したから」「収入が増えたから」といった理由だけでは、親権者変更が認められないことも多いです。
・裁判所は、環境の変化で子どもの生活が不安定にならないかを重視するため、「子どもにとって本当に良いか」がポイントになります。
再婚を考えている、またはすでに再婚していて親権への影響が気になる場合は、次の点を意識して動くとよいでしょう。
1. 「再婚=親権が変わる」わけではないと理解する
・まずは、再婚しただけでは親権は変わらないことを押さえておきましょう。
・親権を変えたい、養子縁組をしたいなど、何をどうしたいのかを整理することが大切です。
2. 子どもの気持ちと生活の安定を最優先に考える
・名字や住まい、学校、家族構成など、子どもの環境が大きく変わる場合は、できるだけ丁寧に説明し、子どもの不安を減らす工夫をしましょう。
・年齢が高い子どもほど、自分の意見を持っています。無理に決めず、話し合う時間を取ることが重要です。
3. 元配偶者との取り決めを見直すときは、記録を残す
・面会交流や養育費の支払い方法を変える場合は、口約束だけでなく、書面やメールなどで内容を残しておくと、後のトラブル防止になります。
4. 手続きが必要な場合は、早めに情報収集をする
・養子縁組や親権者変更の申し立てなど、家庭裁判所での手続きが必要になることもあります。
・裁判所の公式サイトや公的な相談窓口(自治体の相談窓口、法テラスなど)で、必要書類や流れを確認しておくと安心です。
親権や再婚、養子縁組は、どれも子どもの人生に大きく関わる問題です。一人で抱え込まず、公的な相談窓口や信頼できる第三者に相談しながら、子どもにとって無理のない形を選んでいくことが大切です。
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