家族が逮捕されたと連絡を受けた場合、まず何を確認すべき？

家族が逮捕されたと連絡を受けた場合、まず何を確認すべき？

ズバッと回答

• 詳しく解説
• ケース別の注意点
• 相談先の選び方
• 無料相談

詳しく解説

家族が逮捕されたと連絡を受けたら、感情的になる前に、次のポイントを順番に確認しましょう。

1. どこで逮捕されたか
– 逮捕された場所や状況（自宅・職場・路上など）
– 逮捕を担当した警察署名（例：○○警察署）

2. 何の疑いで逮捕されたか
– 具体的な容疑（例：窃盗の疑い、傷害の疑いなど）
– ざっくりでよいので、どんな行為が問題とされているのか

3. いつ逮捕されたか
– 逮捕された日時
– 逮捕からどのくらい時間が経っているか
→ 逮捕後は、一定時間内に「勾留するかどうか」が決められるため、時間の把握が重要です。

4. 今どこにいるのか
– 現在身柄が置かれている警察署や留置場の名前
– 今後、移送される予定があるかどうか

5. 家族の状態
– ケガや持病はないか
– 薬が必要な持病がある場合、その情報が警察に伝わっているか
– 精神的にかなり不安定になっていないか

6. 今後の連絡方法
– 家族から電話をかけられるのか、いつ頃になりそうか
– 手紙や差し入れが可能かどうか、可能なら何が送れるか

これらを確認しておくと、その後の面会の準備や、今後どう動くかを考える材料になります。まずは「事実関係を冷静にメモする」ことを意識しましょう。

ケース別の注意点

家族が逮捕されたと聞くと、すぐに警察署へ駆けつけたくなりますが、いくつか注意点があります。

1. 警察に感情的に詰め寄らない
– 「なぜ逮捕したんだ」「すぐ釈放しろ」などと強く詰め寄っても、対応が変わることはほとんどありません。
– 強い言動は、かえって警察との関係を悪くし、情報を得にくくなるおそれがあります。

2. 事件の細かい内容は、最初からすべて教えてもらえないことが多い
– 捜査中のため、警察から詳しい内容を教えてもらえない場合があります。
– 「教えてくれない＝不当な逮捕」とは限らないため、感情的に決めつけないようにしましょう。

3. 面会できるタイミングに制限がある
– 逮捕直後は、家族がすぐに面会できないことがあります。
– 取調べの状況などによって、面会できる時間帯や日程が限られることもあります。

4. SNSや周囲への発信に注意
– 焦ってSNSに「家族が逮捕された」と書き込むと、後から消しても拡散してしまうおそれがあります。
– 仕事先や学校などへの伝え方も慎重に考えないと、必要以上に評判や人間関係に影響が出ることがあります。

5. お金の準備も考えておく
– 今後、保釈金や交通費、差し入れなどでお金が必要になる場合があります。
– いきなり大金を動かすのではなく、まずは家計の状況を確認し、無理のない範囲で準備しましょう。

相談先の選び方

家族が逮捕されたときは、まず「情報を集めて整理する」ことが第一歩です。

1. まずやることを整理する
– 逮捕の場所・日時・容疑・現在の警察署名をメモする
– 家族の持病や薬の情報があれば、警察に伝える
– 面会や差し入れの可否・ルールを警察に確認する

2. 一人で抱え込まない
– 信頼できる家族や親しい人に状況を共有し、精神的・経済的な負担を分散させましょう。
– 仕事先や学校への連絡が必要な場合は、「事実だけを簡潔に」伝えるよう意識すると、余計な誤解を減らせます。

3. 専門的な判断が必要だと感じたら
– 逮捕の理由がよく分からない、今後どうなるのか不安が大きい場合は、法律の専門家に相談することも検討しましょう。
– 相談先を選ぶときは、「刑事事件の扱い実績」「費用の説明が分かりやすいか」「相談しやすい雰囲気か」などを基準にするとよいでしょう。

4. 焦らず、できることから一つずつ
– すぐにすべてを解決しようとすると、かえって混乱しがちです。
– まずは事実の確認 → 家族の安全確認 → 今後の見通しの情報収集、という順番で、落ち着いて進めていきましょう。

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