SNSで個人情報が流出してしまったとき、どんな基本対応をとればよいかを、法律の観点からやさしく解説します。被害を広げないための考え方と、相談先のポイントもまとめます。
個人情報流出の基本対応を知っておくことで、SNSトラブルの被害拡大を防ぎやすくなります。
SNSで住所や本名、顔写真などの個人情報が流出すると、ストーカー被害やなりすまし、職場や家族への嫌がらせなど、二次被害が起きるおそれがあります。パニックになって何もできないまま時間がたつと、投稿が拡散され、削除や発信者特定が難しくなる場合もあります。個人情報流出の基本対応をあらかじめ知っておくことで、「まず何をすべきか」「どこに相談できるか」を落ち着いて判断しやすくなります。法律上どのような権利があり、どのような請求が考えられるのかを知ることは、自分や家族を守るための大切な一歩です。
まずは「個人情報流出」とは何か、その法律上の基本から整理します。
個人情報流出とは、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・顔写真・勤務先など、特定の個人を識別できる情報が、本人の知らないところで第三者に知られたり、SNSなどで公開されてしまうことをいいます。日本では個人情報保護法という法律があり、事業者が扱う個人情報のルールを定めていますが、個人間のSNSトラブルでも、プライバシー権(私生活をみだりに公開されない権利)や名誉権などが問題になります。勝手に個人情報をさらされる行為は、不法行為(法律上の違反行為)として損害賠償や投稿削除を求められる場合があります。
個人情報流出の基本対応については、いくつかの誤解や思い込みが見られます。
「一度SNSに出てしまった情報は、もうどうにもならない」とあきらめてしまう方がいますが、運営会社に削除を求めたり、検索結果からの削除を要請したりする方法があります。また、「相手に直接メッセージでやめるように言えばよい」と考え、感情的なやりとりをしてしまうと、スクリーンショットを取られて逆に不利になることもあります。「警察は動いてくれない」と決めつけてしまうのも誤解で、ストーカー行為や脅迫を伴う場合など、相談することで対応してもらえるケースもあります。個人情報流出の基本対応は、あきらめず、証拠を残しつつ冷静に進めることが大切です。
ここでは、SNSで個人情報流出が起きたときの基本的な対応の流れを説明します。
まずは、投稿画面やアカウント情報をスクリーンショットで保存し、URLや日時もメモして証拠を確保します。そのうえで、SNS運営会社の通報フォームから、個人情報流出やプライバシー侵害を理由に削除依頼を行うことが考えられます。加害者が知人の場合でも、直接連絡する前に、どの情報が公開されているかを整理し、必要に応じて第三者(専門家や相談窓口)に意見を聞くと安心です。被害が深刻なときは、警察への相談や、弁護士を通じた発信者情報開示請求・損害賠償請求といった法的手続を検討する流れになります。状況に応じて、段階的に対応を進めていくことが望ましいです。
個人情報流出の基本対応を進めるうえで、見落としやすい注意点もあります。
削除を急ぐあまり、証拠を残さずに通報してしまうと、その後に発信者を特定したり、損害賠償を求めたりする際に不利になることがあります。また、自分も相手の個人情報をさらし返したり、名誉を傷つける投稿をしてしまうと、立場が逆転し、こちらが違法行為を問われるおそれがあります。SNS運営会社への通報内容は、感情的な表現を避け、事実を簡潔にまとめることが望ましいです。さらに、個人情報流出が疑われるときは、パスワードの変更や二段階認証の設定など、アカウントの安全対策も同時に行うとよいでしょう。判断に迷う場合は、早めに専門家や公的な相談窓口に相談することが大切です。
無料相談フォームから、ご相談内容等の必要事項を登録ください。無料で登録頂けます。
ご相談者のお住まいエリア、ご相談内容に適した各種専門家よりご連絡させて頂きます。
弁護士・司法書士などの専門家に、あなたの悩みを相談しながら一緒に解決していきましょう。
※「無料相談する」ボタンを押して少しお待ちください。
本サービスは、入力いただきました内容を相談することができる専門家窓口を無料でご案内しております。
依頼内容に対し、対応可能な専門家から、ご登録頂きました電話・メールアドレス宛てに折返しご連絡させて頂くサービスとなりますので、ご登録内容はお間違いない様お願いいたします。