夫からのモラハラとDV相談をどこにすればいいか分かりません｜DVの無料相談事例

ご相談内容

結婚して8年目の30代女性です。ここ数年、夫からの言葉の暴力や物に当たる行為が増えてきており、これがDVにあたるのか、自分が我慢すべきことなのか分からず悩んでいます。

きっかけは、私がパートを始めたことでした。家事が完璧にできていないと「主婦失格だ」「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」と怒鳴られることが増え、物を強くテーブルに叩きつけたり、ドアを乱暴に閉めたりすることがあります。直接殴られたりはしていませんが、近くの壁を強く叩かれたり、私の目の前で物を投げられたりすると、体は無事でもとても怖くて震えてしまいます。

夫は普段は外面がよく、友人や職場では優しい人だと言われています。そのため、私が「最近つらい」と周りに少し話しても「そんな人には見えない」「夫婦ならよくあることじゃない？」と言われてしまい、私の感じている恐怖や不安は大げさなのかもしれない、と自分を責めてしまいます。

インターネットで『dv 相談』と検索して、DV相談窓口や配偶者暴力相談支援センターの存在を知りましたが、電話をかける勇気が出ません。もし相談したことが夫に知られたらどうなるのか、子ども（小学生）がいるので、家庭が壊れてしまうのではないかという不安もあります。

ただ、このまま我慢を続けていると、子どもの前で夫が怒鳴ることもあり、子どもに悪影響が出ているのではないかと感じています。私自身も、夜眠れなかったり、ちょっとした物音でびくっとしたり、仕事中も夫の機嫌のことばかり考えてしまい、日常生活に支障が出てきました。

これはDVとしてdv 相談をしてもいい状況なのでしょうか。また、DV相談窓口に連絡した場合、どのような流れになるのか、夫に知られずに相談する方法はあるのか知りたいです。今すぐ別居や離婚を決断できるわけではないのですが、まずは自分と子どもの安全を守るために、どのような準備や行動をとればよいのか教えていただきたいです。

「dv 相談」悩み解決の3ステップ

• 【ステップ１】今起きていることを「客観的に整理」する
• 【ステップ2】安全を最優先にしながら「信頼できる相談先」を確保する
• 【ステップ3】今すぐ決断できなくても「安全確保の準備」を進める

ステップ1.今起きていることを「客観的に整理」する

まず、今ご自身とお子さんの身に起きていることを、できる範囲で客観的に整理してみることが大切です。

・いつ頃から、どのような言動が増えたのか
・どんな場面で怒鳴られたり、物に当たられたりするのか
・そのとき自分や子どもがどう感じたか、体調に変化はあったか
・生活への影響（眠れない、仕事に集中できない、子どもの様子の変化など）

これらを、ノートやスマートフォンのメモに、日付と一緒に簡単に書き留めておくと、後から自分で状況を振り返るときにも役立ちますし、dv 相談窓口に話す際にも状況を伝えやすくなります。

「殴られていないからDVではない」と考えてしまう方もいますが、大きな声で威圧する、人格を否定するような言葉を繰り返す、物に当たって恐怖を与えるなどの行為も、精神的DVや威嚇行為として相談の対象になることがあります。自分の感じている恐怖や不安を「大したことない」と打ち消さず、まずは事実と自分の気持ちを整理することから始めてみてください。

ステップ2.安全を最優先にしながら「信頼できる相談先」を確保する

次に、身近な人だけに頼ろうとせず、専門の相談窓口を検討することが重要です。dv 相談は、必ずしもすぐに別居や離婚を決めるためのものではなく、「今の状況を整理し、これからどうしていくか一緒に考える」ための場でもあります。

代表的な相談先としては、
・各自治体の配偶者暴力相談支援センター
・市区町村のDV相談窓口
・警察の相談窓口（#9110など）
・女性相談センターや民間の支援団体
などがあります。多くの窓口では、匿名での相談や、夫に知られない形での相談が可能です。

電話が不安な場合は、メールやチャットでのdv 相談を受け付けている窓口も増えています。自治体のホームページや「DV相談＋（プラス）」などの公的なサイトを確認すると、利用できる相談方法が分かります。

相談するときは、
・名前を名乗るかどうか（匿名でも相談できるか）
・連絡先を残す必要があるか
・相談内容が第三者に知られないよう配慮してもらえるか
などを最初に確認しておくと安心です。自宅から電話するのが不安な場合は、職場の休憩時間や外出時に、公衆電話やスマートフォンからかける方法もあります。

ステップ3.今すぐ決断できなくても「安全確保の準備」を進める

今の段階で、別居や離婚をはっきり決められなくても、「もしものときのための準備」をしておくことは、ご自身とお子さんを守るうえでとても大切です。dv 相談窓口でも、こうした安全確保のプラン作りを一緒に考えてくれます。

具体的には、
・緊急時に避難できる場所（実家、友人宅、一時保護施設など）を考えておく
・重要書類（保険証、通帳、身分証、母子手帳、子どもの学校関係書類など）の保管場所を確認し、すぐ持ち出せるようにしておく
・少額でも自分名義の口座や現金を確保しておく
・信頼できる友人や家族に、状況を一人でも共有しておく
・スマートフォンの通話履歴や検索履歴が相手に見られないよう、ロックや削除の方法を確認しておく

これらは、今すぐ家を出るためだけでなく、「自分にはいざというときの選択肢がある」と感じることで、心の負担を少し軽くする効果もあります。

dv 相談を利用することは、家庭を壊すためではなく、ご自身とお子さんの安全と心の健康を守るための一歩です。「まだ我慢できるかもしれない」と感じている段階でも、早めに専門機関に話を聞いてもらうことで、今後の選択肢や支援制度について具体的な情報を得ることができます。

まとめ

• 夫からの言動がエスカレートしていても、「これくらいはよくあること」「自分が我慢すればいい」と考えてしまい、dv 相談をためらう方は少なくありません。しかし、怒鳴り声や物に当たる行為によって恐怖を感じ、日常生活や子どもの様子に影響が出ているのであれば、一人で抱え込まずに専門の相談窓口に繋がることが大切です。
  
  まずは、起きていることをメモに残して客観的に整理し、匿名やチャットなど利用しやすい形でDV相談窓口に連絡してみてください。そのうえで、今すぐ大きな決断をしなくても、緊急時の避難先や重要書類の準備など、安全確保のためのプランを少しずつ整えていくことが、ご自身とお子さんを守ることにつながります。dv 相談は、「もう限界になってから」ではなく、「不安を感じ始めたとき」に利用してよいものだと考えて、早めに一歩を踏み出していただければと思います。

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