離婚したい気持ちが抑えられず、弁護士に相談すべきか迷っています｜離婚の無料相談事例

ご相談内容

結婚して10年目、子どもは小学生が1人います。ここ数年、夫との関係がうまくいかず、最近は「離婚したい」という気持ちが頭から離れません。

きっかけは、夫の帰宅が遅くなり、休日もほとんど家にいない状態が続いたことです。問いただしても「仕事が忙しい」の一点張りで、会話もほとんどなくなりました。浮気をしているのではないかと疑ってしまいますが、はっきりした証拠はありません。

家計のことも不安です。夫の収入や貯金の状況を詳しく教えてもらえず、生活費もギリギリで、将来の教育費や自分の老後のことを考えると、今のままでいいのか悩んでいます。私自身はパートで働いていますが、離婚後に子どもを育てながら生活していけるのか、自信がありません。

インターネットで「離婚 したい 弁護士」と検索すると、弁護士に相談した方が良いと書かれている記事が多くありますが、実際に弁護士に相談すると、すぐに離婚に向けて話が進んでしまうのではないかと不安です。また、弁護士費用がどのくらいかかるのかも心配で、一歩を踏み出せずにいます。

夫とはできれば穏やかに話し合いをしたい気持ちもありますが、感情的になってしまいそうで、自分だけで冷静に進められる自信がありません。子どもの親権や養育費、財産分与など、何から考えればいいのかも分からず、頭の中がぐちゃぐちゃです。

離婚したい気持ちは本音ですが、本当に離婚すべきなのか、まずは別居から考えるべきなのか、弁護士に相談するタイミングや、相談前に準備しておくことなど、どのように進めていけばいいのかアドバイスをいただきたいです。

「離婚 したい 弁護士」悩み解決の3ステップ

• 【ステップ１】気持ちと状況を整理し、「離婚したい理由」を言葉にする
• 【ステップ2】離婚後の生活設計とお金の不安を、現実的に確認する
• 【ステップ3】弁護士に相談するタイミングと、相談前に準備しておきたいこと

ステップ1.気持ちと状況を整理し、「離婚したい理由」を言葉にする

まずは、感情的な勢いだけで離婚を決めてしまわないよう、自分の気持ちと現状を整理することが大切です。

・いつ頃から「離婚したい」と感じるようになったのか
・そのきっかけとなった出来事は何か
・夫婦関係で、つらいと感じている具体的な場面
・改善できそうな点と、どうしても受け入れがたい点

これらを紙に書き出してみると、自分が何に一番悩んでいるのかが見えやすくなります。「なんとなくつらい」から一歩進んで、「こういう理由で離婚を考えている」と言葉にできると、今後の選択肢も整理しやすくなります。

また、子どもの気持ちや生活への影響、自分の仕事や収入、実家からのサポートの有無など、離婚後の生活をイメージしてみることも重要です。離婚は感情だけでなく、生活全体に関わる大きな決断になるため、「離婚したい」という気持ちと「離婚した後にどう暮らしたいか」をセットで考えていくことがポイントです。

ステップ2.離婚後の生活設計とお金の不安を、現実的に確認する

次に、離婚後の生活を現実的にイメージし、お金や住まい、子どもの環境について整理していきます。

【収入と支出を把握する】
・現在の自分の収入（パート・正社員・手当など）
・毎月の生活費（家賃、食費、光熱費、教育費など）
・夫の収入や貯蓄の大まかな状況

家計簿アプリやメモを使って、ざっくりでも構わないので数字にしてみると、離婚後にどのくらいの収入が必要か見えてきます。養育費や婚姻費用（別居中の生活費の分担）、財産分与など、法律上認められるお金の取り決めもあるため、「今の収入だけでやっていけるか」だけで判断しないことも大切です。

【住まいと子どもの環境】
・離婚後、どこに住むのか（今の家に住み続けるか、引っ越すか）
・子どもの学校や保育園を変える必要があるか
・実家や親族からのサポートが期待できるか

これらを整理しておくと、弁護士や専門家に相談する際にも、より具体的なアドバイスを受けやすくなります。離婚したい気持ちが強いときこそ、一度立ち止まって、生活面のシミュレーションをしておくことが、後悔を減らすことにつながります。

ステップ3.弁護士に相談するタイミングと、相談前に準備しておきたいこと

「離婚 したい 弁護士」と検索すると多くの情報が出てきますが、弁護士に相談したからといって、必ずしもすぐに離婚手続きが始まるわけではありません。弁護士への相談は、「離婚するかどうかを含めて、冷静に判断するための材料を集める場」と考えるとよいでしょう。

【弁護士に相談した方がよい場面の一例】
・夫が離婚に応じてくれない、話し合いが難しい
・浮気やモラハラの疑いがあり、証拠の集め方が分からない
・親権や養育費、財産分与などで揉めそう
・別居や離婚の進め方を、法律的な観点から整理したい

【相談前に準備しておくとよいもの】
・結婚期間や子どもの年齢、現在の生活状況のメモ
・夫婦の収入や貯蓄、ローンなどの大まかな情報
・これまでにあったトラブルや、つらかった出来事の経緯
・自分が希望すること（親権をどうしたいか、住まいをどうしたいか など）

初回相談を無料で受け付けている法律事務所も多くあります。複数の弁護士に相談して、自分が話しやすいと感じる人を選ぶことも可能です。離婚したい気持ちを1人で抱え込まず、専門家に現状を話してみることで、「今は別居から始めた方がよい」「証拠を集めてから話し合いをした方がよい」など、具体的な進め方が見えてくることがあります。

まとめ

• 離婚したいと感じたときは、感情だけで動くのではなく、まず自分の気持ちと状況を整理し、離婚後の生活を現実的にイメージすることが大切です。そのうえで、親権や養育費、財産分与など法律が関わる部分については、早めに弁護士に相談しておくと、後から「知らなかった」と後悔する可能性を減らせます。
  
  弁護士への相談は、離婚を急がせるためではなく、「離婚するかどうかも含めて、自分にとって最善の選択を考えるためのサポート」と捉えるとよいでしょう。1人で抱え込まず、信頼できる専門家や相談窓口を活用しながら、納得のいく形で今後の人生を選んでいけるよう、少しずつ準備を進めてみてください。

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