離婚を決意しましたが、何から始めればいいか分からず不安です【弁護士 無料 相談を検討中】｜離婚の無料相談事例

ご相談内容

結婚して10年目になる40代前半の会社員です。小学生の子どもが1人います。ここ数年、夫婦関係がうまくいかず、話し合いをしても平行線のままで、ついに離婚を真剣に考えるようになりました。

原因としては、価値観の違いやコミュニケーション不足が積み重なったことに加え、夫が家事や育児にほとんど関わらないことへの不満があります。お互いに感情的になってしまうことも増え、このまま一緒にいることが子どもにとって本当に良いのか疑問に感じています。

ただ、いざ離婚となると、親権や養育費、面会交流、財産分与、今住んでいる家のことなど、考えなければいけないことが多すぎて、何から手をつければいいのか分かりません。インターネットで調べると「弁護士 無料 相談」という言葉をよく見かけるのですが、本当に無料で相談できるのか、どこまで相談していいのか、弁護士に相談するとすぐ裁判になってしまうのではないかと不安もあります。

また、私自身は正社員として働いていますが、収入はそれほど多くなく、弁護士費用を支払えるのかも心配です。できれば話し合いで穏やかに離婚を進めたい気持ちもありますが、夫はお金の話になると態度が変わることがあり、私一人で交渉するのは心細いです。

離婚を考え始めた段階で、弁護士の無料相談を利用してもいいものなのか、どのタイミングで相談すべきなのか、相談の前にどんな準備をしておくと良いのか教えていただきたいです。また、子どもの親権や養育費について、一般的な考え方も知りたいです。

「弁護士 無料 相談」悩み解決の3ステップ

• 【ステップ１】離婚で決めるべきポイントを整理し、自分の希望を明確にする
• 【ステップ2】弁護士の無料相談を上手に活用し、離婚の見通しを確認する
• 【ステップ3】話し合いと書面化の準備を進め、必要に応じて正式依頼を検討する

ステップ1.離婚で決めるべきポイントを整理し、自分の希望を明確にする

まずは、弁護士に相談する前に、離婚で決めなければならない主なポイントと、自分の希望を整理しておくことが大切です。頭の中だけで考えるのではなく、紙やメモアプリに書き出してみると、気持ちも整理しやすくなります。

離婚で主に話し合うことになるのは、次のような項目です。

・親権（どちらが子どもを中心的に育てるか）
・養育費（いくらを、いつまで、どのような形で支払ってもらいたいか）
・面会交流（別居親と子どもが会う頻度や方法）
・財産分与（預貯金、住宅、車、保険、退職金などの分け方）
・慰謝料（不貞行為などがある場合に請求を検討するかどうか）
・年金分割（将来受け取る年金をどう分けるか）

このうち、何を一番優先したいのか、自分なりの優先順位をつけておくと、弁護士に相談したときに「どこを重視して話を進めたいのか」が伝わりやすくなります。

例えば、
・子どもの生活環境をできるだけ変えたくない
・養育費はきちんと取り決めて、将来にわたって支払ってほしい
・家は売却しても構わないが、ローンの負担をどうするか不安
といったように、具体的に書き出しておくと、弁護士側も現実的な選択肢を提案しやすくなります。

この段階では、法律的に正しいかどうかは気にしすぎず、「自分と子どもにとってどうありたいか」を素直に整理しておくことがポイントです。

ステップ2.弁護士の無料相談を上手に活用し、離婚の見通しを確認する

次に、「弁護士 無料 相談」をどのように利用するかについてです。離婚を決意しきれていない段階でも、弁護士の無料相談を利用して構いません。むしろ、早めに相談しておくことで、感情的な対立を避けながら進めるための選択肢を知ることができます。

無料相談を行っている窓口には、例えば次のようなものがあります。

・各地の弁護士会が実施している法律相談（一定時間無料の枠がある場合）
・法テラス（収入や資産が一定以下の場合、無料相談や費用の立替制度が利用できることがあります）
・個人や法律事務所が行っている初回無料相談

相談の際には、以下のような資料を持参すると、限られた時間でより具体的なアドバイスを受けやすくなります。

・婚姻期間や別居期間が分かるメモ
・子どもの年齢や学校、現在の生活状況
・夫婦それぞれの収入が分かる資料（源泉徴収票、給与明細など）
・預貯金、住宅ローン、保険、車などの財産の概要
・これまでの話し合いの経緯や、トラブルがあった場合のメモ

無料相談では、
・自分のケースで親権や養育費はどのように判断されることが多いか
・財産分与の大まかな考え方
・話し合いで進める場合と、調停・裁判になった場合の流れや費用
・弁護士に正式に依頼した場合の費用の目安と支払い方法
などを確認しておくと、今後の見通しが立てやすくなります。

「弁護士に相談するとすぐ裁判になるのでは」と心配される方もいますが、多くの場合、いきなり裁判というより、まずは話し合いや離婚協議書の作成、必要に応じて家庭裁判所での調停など、段階を踏んで進めていきます。無料相談は、その入り口として「自分の状況でどのような選択肢があるのか」を知るために利用するとよいでしょう。

ステップ3.話し合いと書面化の準備を進め、必要に応じて正式依頼を検討する

弁護士の無料相談で大まかな方向性が見えてきたら、実際の話し合いや書面化の準備を進めていきます。夫婦間で冷静な話し合いができそうであれば、まずは自分の希望を整理したメモをもとに、少しずつ話し合いの場を持つことも一つの方法です。

その際、口頭だけの約束で終わらせず、合意できた内容はメモに残しておくことが大切です。最終的には、親権や養育費、財産分与などを盛り込んだ「離婚協議書」を作成し、公正証書にしておくことで、将来のトラブルを防ぎやすくなります。

一方で、
・話し合いが感情的になってしまい、具体的な話が進まない
・養育費や財産分与について、相手が応じてくれない
・相手の収入や財産がよく分からない
といった場合には、弁護士に正式に依頼することも検討してよいタイミングです。

正式依頼をするかどうかは、無料相談の場で急いで決める必要はありません。費用の見積もりや支払い方法（分割払いの可否など）を確認したうえで、自分の経済状況や不安の大きさ、相手との関係性を踏まえて判断していきます。

また、子どもの生活や学校、実家のサポート状況、自分の勤務先の理解など、法律以外の現実的な生活面も合わせて考えることが重要です。必要であれば、2か所以上の法律事務所で無料相談を受け、説明が分かりやすく、自分が話しやすいと感じる弁護士を選ぶことも一つの方法です。

まとめ

• 離婚を考え始めたときは、不安や迷いが大きく、何から手をつければよいか分からなくなりがちです。まずは、親権や養育費、財産分与など、離婚で決めるべきポイントと自分の希望を整理し、そのうえで「弁護士 無料 相談」を活用して、法律的な見通しや現実的な選択肢を確認していくことが大切です。
  
  無料相談は、離婚を決意しきれていない段階でも利用できます。早めに専門家の意見を聞くことで、感情だけに流されず、子どもと自分の将来を見据えた判断がしやすくなります。話し合いで進めるのか、調停や裁判を視野に入れるのかも含め、焦らず一つずつ整理しながら、自分に合った進め方を選んでいきましょう。

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