クラスでのいじめがつらくて学校に行きたくありません｜いじめの無料相談事例

ご相談内容

中学2年生の女子です。最近、クラスでのいじめがつらくて、学校に行くのが怖くなってきました。

きっかけは、体育の授業で私がミスをしたことでした。その日から、同じグループの子たちがコソコソと私のことを笑っているように感じるようになり、だんだんと「一緒にやろう」と声をかけてもらえなくなりました。最初は気のせいかなと思っていたのですが、LINEのグループから私だけ外されていたり、私が話しかけても無視されたりすることが増えました。

最近では、私の机に小さく悪口が書かれていたり、私の持ち物が別の場所に移動されていたりして、いじめを意識せざるを得ない状況です。先生に相談しようかとも思いましたが、「大げさだと思われるかも」「もっとひどくなったらどうしよう」と考えてしまい、なかなか言い出せません。親にも心配をかけたくなくて、学校のことはあまり話していません。

朝になるとお腹が痛くなったり、頭が重く感じたりして、学校を休みたい気持ちが強くなっています。でも、このまま不登校になってしまうのも怖くて、どうしたらいいのかわかりません。いじめをやめてほしい気持ちはあるのに、自分から何か行動を起こす勇気が出ません。

いじめの相談をするなら、誰にどのように話せばいいのでしょうか。また、今のつらい気持ちを少しでも楽にするために、私にできることがあれば教えてほしいです。

「いじめ」悩み解決の3ステップ

• 【ステップ１】いじめを一人で抱え込まないために、状況を整理する
• 【ステップ2】信頼できる大人や窓口にいじめの相談をする
• 【ステップ3】自分の心と体を守るための行動を考える

ステップ1.いじめを一人で抱え込まないために、状況を整理する

まず大切なのは、「これはいじめかもしれない」と感じた自分の気持ちを否定しないことです。無視や陰口、LINEグループから外される、持ち物を勝手に動かされるといった行為は、表に出にくくても、立派にいじめにあたる場合があります。

いじめを一人で抱え込まないために、今起きていることを自分なりに整理してみましょう。

・いつ頃から、どんなことが起きているのか
・誰が、どのような言動をしているのか
・それによって、どんな気持ちや体調の変化があるのか

これらを、ノートやスマホのメモに書き出しておくと、いじめの相談をするときに状況を説明しやすくなります。また、机や持ち物への落書き、LINEの画面など、可能であれば写真やスクリーンショットを残しておくことも、後で役に立つことがあります。

「自分が悪いのかもしれない」と考えてしまう人も多いですが、いじめられている側が我慢し続ける必要はありません。つらいと感じている時点で、助けを求めてよい状況だと受け止めてください。

ステップ2.信頼できる大人や窓口にいじめの相談をする

いじめの問題は、一人で解決しようとすると、心も体も追い込まれてしまうことがあります。できるだけ早い段階で、信頼できる大人や専門の窓口にいじめの相談をすることが大切です。

身近なところでは、次のような人に話してみることが考えられます。

・保護者（親、祖父母など）
・学校の先生（担任、副担任、学年主任、養護教諭、スクールカウンセラーなど）
・部活動の顧問の先生

「うまく説明できる自信がない」「泣いてしまいそうで不安」という場合は、メモに書いた内容をそのまま見せたり、「いじめのことで相談したいことがあります」とだけ最初に伝えたりしてもかまいません。話しやすい先生がいないと感じるときは、保健室の先生やスクールカウンセラーなど、授業以外で関わる大人を頼る方法もあります。

学校以外にも、いじめ相談専用の電話窓口や、チャット・メールで相談できる公的機関があります。名前を出すのが不安な場合は、匿名で相談できる窓口を利用するのも一つの方法です。直接話すのが難しいときは、まずはこうした外部のいじめ相談窓口で気持ちを整理し、どう動くか一緒に考えてもらうこともできます。

ステップ3.自分の心と体を守るための行動を考える

いじめの問題は、すぐにすべてが解決するとは限らず、時間がかかることもあります。その間、自分の心と体を守るための工夫をしていくことも大切です。

・無理に一人で教室にいる時間を増やさない
保健室や図書室など、少し落ち着ける場所を先生と相談して確保してもらうことで、いじめのある場面から距離を取れることがあります。

・信頼できる人とのつながりを意識する
家族や仲の良い友達、先生など、安心して話せる相手との時間を増やすことで、「自分は一人ではない」と感じやすくなります。短い会話でも、気持ちが少し軽くなることがあります。

・体調の変化を見逃さない
朝になるとお腹が痛くなる、頭が重い、眠れないなどの症状が続く場合は、心のストレスが体に出ている可能性があります。保護者や学校の先生に伝えたうえで、必要に応じて医療機関やカウンセリングを利用することも検討してみてください。

いじめのつらさを抱えながら学校生活を送るのは、とても大きな負担です。「休みたい」と感じる自分を責めず、休息をとることも一つの選択肢だと考えてください。周囲の大人と相談しながら、転校やクラス替えなど、環境を変える方法について話し合うことも可能です。

まとめ

• クラスでのいじめによって学校に行くのが怖くなっている場合、まずは自分の感じているつらさを認め、起きていることを整理することが出発点になります。そのうえで、保護者や先生、いじめ相談窓口など、信頼できる大人に状況を伝え、一人で抱え込まないことが重要です。
  
  いじめの解決には時間がかかることもありますが、その間も自分の心と体を守るために、安心できる場所を確保したり、信頼できる人とのつながりを大切にしたりする工夫ができます。いじめは決して「我慢すべきもの」ではなく、相談してよい問題です。少しずつでも、話せる相手を見つけながら、自分を守る行動を一緒に考えていきましょう。

いじめ無料相談

無料相談の流れ

※「無料相談する」ボタンを押して少しお待ちください。