家族が犯罪に巻き込まれたことで、どう動けばいいのか分からず悩んでいます。
先日、社会人の弟が、同僚と一緒に飲みに行った帰りにトラブルに巻き込まれ、警察に事情聴取を受けました。弟は「自分は止めに入っただけで、手は出していない」と話していますが、現場にいた人の中には、弟が関わっていたと受け取れるような証言をしている人もいるようで、不安が募っています。
警察からは「任意で話を聞いているだけ」と説明されましたが、今後、弟が被疑者として扱われる可能性があるのか、前科がついてしまうのか、家族として何をしてあげられるのかが分かりません。私自身、刑事事件に関する知識がほとんどなく、ニュースで見るようなことが、まさか自分の家族に起きるとは思っていませんでした。
家族が犯罪に巻き込まれた場合、どの段階で弁護士に相談すべきなのか、警察にはどこまで聞いてよいのか、家族としての接し方や注意点など、基本的なことから教えていただきたいです。また、もし今後、逮捕や勾留といった事態になった場合、どのような流れになるのか、家族はどのように動けばよいのかも知りたいです。
インターネットで「家族が犯罪に巻き込まれた」と検索すると、さまざまな情報が出てきますが、どれが正しいのか判断できず、かえって不安が大きくなってしまいました。冷静に状況を整理し、家族としてできることを知るために、専門家の視点からアドバイスをいただけないでしょうか。
家族が突然、刑事事件に関わる状況になると、多くの方が「何から手を付ければいいのか分からない」という不安に直面します。ここでは、「家族が犯罪に巻き込まれた」ときに考えたいポイントを、できるだけ分かりやすく整理してお伝えします。
まずは、感情的になりすぎないよう意識しながら、現在の状況を整理することが大切です。
・弟さんがどのような場面に居合わせたのか
・警察からどのような説明を受けているのか(任意同行なのか、逮捕・勾留されているのか)
・弟さん自身がどのように話しているのか
・第三者の証言や防犯カメラの有無など、分かっている情報
これらをメモにまとめておくと、後から弁護士に相談するときにも役立ちます。
「家族が犯罪に巻き込まれた」と感じると、どうしても最悪の事態ばかり想像してしまいがちですが、刑事事件では、事実関係や証拠の内容によって、その後の流れや結果が大きく変わります。まずは、推測ではなく、現時点で確認できている事実を整理することから始めてみてください。
次に検討したいのが、刑事事件を扱っている弁護士への相談です。
任意の事情聴取の段階であっても、今後の対応を誤ると、思わぬ不利益につながる可能性があります。たとえば、警察での供述内容が後から証拠として扱われることもあるため、どのように説明するかは慎重に考える必要があります。
・今の段階で弁護士に相談すべきか
・事情聴取に家族が付き添えるのか
・どのような点に気を付けて話すべきか
・逮捕や勾留となった場合の流れと、家族ができること
こうした点について、刑事事件の経験がある弁護士に相談することで、具体的な見通しや対応方針が見えてきます。多くの法律事務所では、初回相談を無料または低額で受け付けているところもありますので、「まだ事件になるか分からないから」とためらわず、早めに専門家の意見を聞くことが、家族を守るうえで重要です。
家族が犯罪に巻き込まれたとき、精神的な負担は本人だけでなく、家族にも大きくのしかかります。だからこそ、家族としてどのように支えるかも大切なポイントになります。
・弟さんの話を一方的に否定せず、まずは落ち着いて聞く
・事実関係については、感情と切り離して整理する
・インターネット上の情報をうのみにせず、公的機関や弁護士など信頼できる情報源を優先する
・必要に応じて、家族自身もカウンセリングなどを検討する
「家族が犯罪に巻き込まれた」という状況では、周囲の目や今後の生活への不安も大きくなりがちです。しかし、過度に悲観的になりすぎると、冷静な判断が難しくなります。正確な情報を得ながら、できることから一つずつ対応していくことが、結果的に家族全体を守ることにつながります。
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