2025年11月29日
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突然の逮捕で頭が真っ白に…初めての刑事事件でどう動けばいいのか不安です｜刑事事件の無料相談事例
ご相談内容
私は40代の会社員です。先日、仕事帰りに警察官から声をかけられ、そのまま任意同行を求められました。事情を聞かれるうちに、以前の取引先とのトラブルが「刑事事件」として扱われていることを知り、とても驚きました。
私としては、取引条件の認識違いから支払いが遅れていただけのつもりでしたが、相手方は「だまされた」と主張しているようで、警察からも詳しく説明を求められました。その日は逮捕まではされずに帰宅できたものの、「今後、逮捕や勾留の可能性もある」と言われ、頭が真っ白になっています。
家族にはまだ詳しい事情を話せておらず、会社にも知られたくありません。刑事事件に巻き込まれるのは初めてで、ニュースやドラマで見るような世界の話だと思っていたので、自分の身に起きていることが信じられません。
警察からは、後日また呼び出しがあると言われていますが、どう対応すべきか分からず、刑事事件に詳しい弁護士に相談した方がいいのか、費用面も含めて不安です。このまま何もせずに警察の言う通りにしていて大丈夫なのか、前科がついてしまうのか、家族や仕事への影響も心配で眠れない日が続いています。
刑事事件に発展しそうな状況で、今のうちに取るべき行動や、弁護士に相談するタイミングなどについて、アドバイスをいただきたいです。
「刑事事件」悩み解決の3ステップ
仕事上のトラブルがきっかけで、思いもよらず刑事事件として警察の捜査対象になってしまうケースは少なくありません。突然「刑事事件」という言葉を告げられると、多くの方が動揺し、何から手をつければよいのか分からなくなってしまいます。
ここでは、相談者のように初めて刑事事件に関わることになった方が、どのような点に注意し、どのような流れで対応を考えていけばよいのか、3つのステップに分けて整理していきます。
ステップ1.現在の状況を整理し、警察からの説明内容を確認する
まずは、今自分がどのような立場にあるのかを、できる範囲で冷静に整理することが大切です。
・任意同行なのか、逮捕・勾留されているのか
・どのような容疑（詐欺、横領など）をかけられているのか
・警察からどのような説明を受けたのか
・今後、再度の呼び出しや取り調べの予定があるのか
これらをメモに残しておくと、後から弁護士に相談する際にも役立ちます。また、取り調べの際に分からない点があれば、その場で「よく分からないので、もう一度説明してもらえますか」と確認することもできます。
刑事事件の捜査では、供述内容が重要な意味を持つことがあります。記憶違いや勘違いを避けるためにも、帰宅後にその日のやり取りをできるだけ詳しく書き留めておくとよいでしょう。
ステップ2.刑事事件に詳しい弁護士への早期相談を検討する
刑事事件に関わることになった場合、できるだけ早い段階で弁護士に相談することが、今後の見通しを立てるうえで重要です。逮捕されていない任意捜査の段階でも、弁護士に相談することは可能ですし、むしろ早期に相談することで、取り調べへの対応や今後のリスクについて具体的なアドバイスを受けられます。
弁護士に相談する際には、次のような点を伝えるとスムーズです。
・これまでの経緯（取引内容や相手方とのやり取り）
・警察での質問内容と自分の回答
・警察から今後の流れとして説明されたこと
・自分としての認識や言い分
多くの法律事務所では、刑事事件について初回相談を無料または低額で受け付けているところもあります。費用面が不安な場合は、相談前に「刑事事件の相談料」「着手金や成功報酬の目安」などを確認しておくと安心です。
また、弁護士がつくことで、警察や検察とのやり取りについて助言を受けられるほか、必要に応じて被害者側との示談交渉をサポートしてもらえる可能性もあります。
ステップ3.家族や仕事への影響を見据えた対応を考える
刑事事件に巻き込まれた場合、多くの方が心配されるのが家族や職場への影響です。現時点で逮捕や勾留に至っていない場合でも、今後の捜査の進み方によっては、一定期間仕事を休まざるを得ない状況になる可能性もあります。
家族には、できる範囲で事実関係を伝え、今後の呼び出しや弁護士相談の予定などを共有しておくと、精神的な負担が少し軽くなることがあります。また、職場への報告については、事件の内容や会社の就業規則によって対応が異なるため、弁護士に相談しながらタイミングや伝え方を検討するのが望ましいでしょう。
刑事事件の手続きは、捜査段階から起訴・公判に至るまで、一定の時間がかかることが多いです。その間、不安を一人で抱え込まず、弁護士や家族に状況を共有しながら、できるだけ普段通りの生活リズムを保つことも大切です。
まとめ
- 仕事上のトラブルが刑事事件として扱われるようになった場合、突然の警察からの呼び出しや「逮捕」「勾留」といった言葉に強い不安を感じるのは自然なことです。
まずは、現在の自分の立場や警察からの説明内容を整理し、そのうえで刑事事件に詳しい弁護士への早期相談を検討することで、今後の見通しやリスクを具体的に把握しやすくなります。また、家族や職場への影響についても、弁護士と相談しながら慎重に対応を考えていくことが重要です。
刑事事件は、初めて関わる方にとって分かりにくい点が多く、不安も大きい分野ですが、一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けながら進めていくことで、取れる選択肢や解決への道筋が見えやすくなります。
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