SNSトラブルで友人関係が悪化…投稿を削除してもらえず困っています｜SNSトラブルの無料相談事例

ご相談内容

高校生です。最近、クラスメイトとのSNSトラブルで悩んでいます。きっかけは、私のちょっとした失敗を友人が面白半分でSNSに投稿したことでした。顔ははっきり写っていないものの、クラスの人なら私だと分かる内容で、コメント欄でも私の名前が出てしまっています。

最初は軽い冗談だと思おうとしましたが、別のクラスの人からもからかわれるようになり、学校に行くのが少し怖くなってきました。投稿をした友人に「SNSトラブルになるかもしれないから、投稿を消してほしい」とお願いしたのですが、「みんな笑ってるし、悪口じゃないから大丈夫だよ」と言われてしまい、削除してもらえません。

先生や親に相談したほうがいいのかとも思いますが、大ごとになるのが怖くて、なかなか言い出せません。SNSトラブルについてネットで調べると、いじめや誹謗中傷、炎上などの話が出てきて、自分のこともその一歩手前なのではないかと不安になります。

このまま我慢するべきなのか、きちんと対処したほうがいいのか、自分では判断できません。SNSトラブルに巻き込まれたとき、どのように対応すればいいのか、また、学校や保護者にはどのタイミングで相談すべきなのか、アドバイスをいただきたいです。

「SNSトラブル」悩み解決の3ステップ

• 【ステップ１】現状を整理し、証拠を残しておく
• 【ステップ2】相手への伝え方を工夫し、第三者の力も検討する
• 【ステップ3】学校や保護者への相談と、今後のSNSとの付き合い方を見直す

ステップ1.現状を整理し、証拠を残しておく

まずは、起きているSNSトラブルの状況を冷静に整理することが大切です。

・どのSNSで、いつ、どのような投稿がされたのか
・自分が特定できる要素（名前、あだ名、制服、顔、背景など）があるか
・コメント欄でのやりとりの内容
・その投稿がきっかけで、学校でどのような影響が出ているか

これらを紙に書き出したり、メモアプリにまとめたりしておくと、自分の気持ちも整理しやすくなります。また、投稿が削除される前に、画面のスクリーンショットを保存しておくことも重要です。投稿本文だけでなく、アカウント名、日時、コメント欄も一緒に撮影しておきましょう。

SNSトラブルは、後から「そんなつもりじゃなかった」「そんなこと言っていない」と認識が食い違うことがあります。証拠を残しておくことで、学校や保護者、場合によっては専門機関に相談するときに、状況を正確に伝えやすくなります。

ステップ2.相手への伝え方を工夫し、第三者の力も検討する

すでに投稿者に削除をお願いしているとのことですが、「冗談だから大丈夫」と受け止められてしまっているようですね。SNSトラブルでは、相手が軽い気持ちで投稿しているケースも多く、「自分がどれだけ傷ついているか」が伝わっていないことがあります。

そのため、もう一度お願いする場合は、次のような点を意識してみてください。

・責める言い方ではなく、「私はこう感じている」と自分の気持ちを主語にして伝える
・「からかわれてつらい」「学校に行くのが怖くなっている」など、具体的な影響を伝える
・「SNSトラブルになりたくないから、今のうちに消してほしい」と、相手にとってもメリットがある形で伝える

それでも難しい場合は、一人で抱え込まず、信頼できる第三者の力を借りることも検討しましょう。たとえば、

・仲の良い別の友人に間に入ってもらう
・部活の先輩やスクールカウンセラーに相談する
・学校の先生（学年主任や生徒指導の先生など）に状況を共有する

「親や先生に言うと大ごとになりそうで怖い」と感じるかもしれませんが、SNSトラブルは放置すると長期化したり、エスカレートしたりすることがあります。早めに相談することで、穏やかな形で解決できる可能性も高まります。

ステップ3.学校や保護者への相談と、今後のSNSとの付き合い方を見直す

学校や保護者に相談するタイミングとしては、次のような状況が一つの目安になります。

・投稿を削除してほしいと何度か伝えても、対応してもらえない
・からかいや冷やかしが続き、学校生活に支障が出ている
・自分一人では不安やストレスが強く、日常生活にも影響が出ている

このような場合は、「もう少し様子を見る」よりも、「早めに相談して一緒に考えてもらう」ほうが、結果的に負担が少なくなることもあります。相談するときは、事前にまとめておいたメモやスクリーンショットを見せながら、「自分がどう感じているか」「今後どうしたいか」を伝えると、周囲も動きやすくなります。

また、今回のSNSトラブルをきっかけに、自分のアカウントの設定や使い方を見直すことも大切です。

・フォロワーや友達の範囲を見直し、信頼できる人だけに絞る
・自分や友人が特定されやすい写真や動画の扱いに気をつける
・不安な投稿やコメントを見かけたら、すぐにスクリーンショットを残す習慣をつける

SNSは便利で楽しい一方で、SNSトラブルのように心が疲れてしまう場面もあります。つらいときは、無理に見続けず、一時的に距離を置くことも一つの選択肢です。

まとめ

• 友人の「冗談のつもりの投稿」が原因で起きたSNSトラブルは、放っておくと学校生活や心の状態に影響が出てしまうことがあります。まずは状況を整理し、証拠を残したうえで、自分の気持ちを丁寧に伝えることが大切です。それでも解決が難しい場合は、信頼できる友人や先生、保護者など第三者に早めに相談し、一緒に対応を考えてもらいましょう。
  
  SNSトラブルは、誰にでも起こりうる身近な問題です。一人で抱え込まず、周囲の力を借りながら、自分の心と安全を守る行動をとっていくことが大切です。

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