2021年2月19日
お悩み解決！無料相談ドットコム
DVを相談して獲得した慰謝料とは？
この記事を読んで分かること
妻の浮気で獲得した慰謝料と内容
この記事では、過去のDV（ドメスティックバイオレンス）での判例から、慰謝料請求で獲得した慰謝料金額とその内容を参考にしてください。
DVを受け続けていると冷静な判断、考え方ができなくなり、離婚をすることが出来なくなるケースも多いのが特徴です。
またDVの概念すら分からなくなったり、私が悪いからしょうがないと考える方も多いのです。
「離婚する方法は2つだけって知ってますか？」にもあるように、DV行為は不法行為であり、法的に離婚が認められる離婚事由のひとつです。
DV防止法（配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律）については以下記事をご参照ください。
慰謝料金額だけにこだわるのではなく、あなたの状況に合わせた対策をすることを心がけてください。
特に未成年の子供がいる場合は、夫婦関係が子供に大きく影響します。
離婚しないことがあなた自身、子供、親族の幸せではありません。
もしあなたがDVと思われる行為を受けているのであれば、まずは無料相談してみる、その環境から逃げ出すことを優先してください。
慰謝料100万円未満を獲得したケース
慰謝料50万円のDVの内容
- 婚姻期間は5年未満
- DV以外に婚姻費用を分担していなかった
- 妻のＤＶの主張が認められましたが、通院歴はなく後遺症などが残っていないケースです。
判例時期：平成18年8月28日、東京地方裁判所
参照元：ベリーベスト法律事務所
慰謝料60万円のDVの内容
- 婚姻期間は5〜10年
- 家庭内暴力やが複数認められた
- 悪意の放棄（生活費を渡していない）
判例時期：平成24年8月29日、東京高等裁判所判決
参照元：弁護士法人響
慰謝料100～150万円未満を獲得したケース
慰謝料100万円のDVの内容
- 婚姻期間は5年未満
- DVに加えモラハラの事実もあった
- 妻は５００万円の慰謝料を請求をした
- 婚姻期間が短いことで１００万円に落ち着いた
- ＤＶとモラハラの複合要素で婚姻期間が短いにもかかわらずに慰謝料が１００万円認められました。
判例時期：平成18年1月17日、東京地方裁判所
参照元：ベリーベスト法律事務所
慰謝料150～300万円未満を獲得したケース
慰謝料200万円のDVの内容
- 婚姻期間は10〜20年
- 離婚原因は夫からのDV
- 度重なる夫からのDV被害があった
- 肋骨の不全骨折、腰の骨にヒビが入った診断書を医者からもらっていた
- 2,500万の慰謝料請求をした
判例時期：平成18年7月27日、東京地方裁判所
参照元：ベリーベスト法律事務所
慰謝料200万円のDVの内容
- 婚姻期間は7年
- 別居期間2年
- 子ども1人
- 夫の暴力で左眼窩吹き抜け骨折、鼻骨骨折、上顎骨折の傷害を負った
判例時期：平成6年2月22日、神戸地方裁判所
参照元：鴻和法律事務所
慰謝料200万円のDVの内容
- 婚姻期間は11年
- 別居期間1年半
- 子ども1人
- 夫が妻に対し年に1度程度DV行為があった
- 言葉に詰まったときに平手あるいは手拳で殴った
- 髪を掴んで引っ張った
- 足で蹴られた
判例時期：平成16年6月24日、東京地方裁判所
参照元：鴻和法律事務所
慰謝料300～500万円未満を獲得したケース
慰謝料300万円と通院費用請求のDVの内容
- 婚姻期間は10〜20年
- 夫からのDVが原因で後遺症が残った
- 度重なる夫からのＤＶが原因で後遺障害併合８級と診断された
- 慰謝料３００万円の他に通院費用の支払いも命じられた。
判例時期：平成18年11月29日、東京地方裁判所
参照元：ベリーベスト法律事務所
慰謝料300万円と通院費用請求のDVの内容
- 婚姻期間は30年以上
- 夫が妻の首を絞め、離婚届を書くよう脅迫した事件
判例時期：平成21年8月28日、東京地方裁判所
参照元：弁護士法人響
慰謝料300万円のDVの内容
- 夫が不貞行為をしたのに長年の婚姻生活をしてきたが離婚を迫ってきた
- さらに粗暴な行為をした
- 妻が夫に対して慰謝料を500万円請求した
- 裁判所は、婚姻関係の破綻の原因が元夫の不貞行為と粗暴な行為にあったと認定
判例時期：平成19年6月28日、東京地方裁判所
参照元：離婚弁護士相談広場
慰謝料300万円のDVの内容
- 婚姻期間は17年
- 別居期間3年
- 子供2人（但し、夫にとっては養子）
- 夫が妻に対し、いきなり手近な物を投げつた
- 夫が妻に対し顔面を数回殴った
- 夫が妻に対し足を蹴りつけた
判例時期：平成15年10月24日、東京地方裁判所
参照元：鴻和法律事務所
慰謝料350万円のDVの内容
- 婚姻期間29年
- 別居期間は5年
- 子供は3人
- 夫から日常的に暴力があった
- 妻は右鎖骨骨折し、腰椎椎間板ヘルニアを発症した
判例時期：平成12年3月8日、大阪高等裁判所
参照元：鴻和法律事務所
慰謝料500万円以上を獲得したケース
慰謝料500万円のDVの内容
- 婚姻期間5年
- 別居期間1年
- 子供は1人
- 夫が妻に対し罵倒した
- 夫が妻に対し髪を引っ張った
- 夫が妻に対し頭を殴った
- 夫が妻に対し顔を平手打ちした
- 夫が妻に対し首を絞めつけた
- 夫が妻に対し腕をつった
- 夫が妻に対し背中を殴った
- 夫が妻に対しすねを殴った
- 夫が妻に対しももを殴った
- 夫が妻に対し包丁を突き付けた
- 以上のDV行為は深刻で継続的な暴力や暴言として認められた
判例時期：平成15年6月11日、東京地方裁判所
参照元：鴻和法律事務所
慰謝料800万円のDVの内容
- 性行為を拒否したことから夫のDVが始まった
- 夫からのDVが原因で妻はPTSDを発症した
- 体調不良を理由に性行為を拒絶したことが原因で妻の髪を掴む
- さらに顔面を殴るなどして妻に外傷を負わせて精神的な苦痛を与えました
- 加えて子どもに対してのＤＶも発生
- 我慢出来ず妻は子どもを連れて別居をした
- 別居後に妻はPTSDを発症し医者が夫からのＤＶが原因だと認めた
判例時期：平成13年11月5日、神戸地方裁判所
参照元：ベリーベスト法律事務所
DVを受けていると感じた場合はこちら↓の記事もご参考ください。
DV、DV慰謝料請求、離婚などについてご不明点、具体的にすすめたいけど分からない方は、お気軽に専門家へ無料相談をしてみてください。