今の治療方針が本当に自分に合っているのか不安なとき、「セカンドオピニオンの基本知識」を知っておくと、冷静に判断しやすくなります。医療トラブルを防ぐために、法律の基本もふまえて整理していきます。
セカンドオピニオンを正しく理解しておくことは、後悔の少ない医療選択と医療トラブルの予防につながります。
治療の説明を受けても「本当にこれでよいのか」「ほかの選択肢はないのか」と感じる方は少なくありません。セカンドオピニオン(別の医師の意見を聞くこと)の基本知識がないと、遠慮して聞けなかったり、逆に感情的な対立を招いてしまうおそれもあります。医療には「インフォームド・コンセント(十分な説明と同意)」という考え方があり、患者が納得して選ぶ権利があります。その権利を適切に行使するためにも、セカンドオピニオンの仕組みや、医療トラブルとの関係を知っておくことが望ましいです。
まずは、セカンドオピニオンの意味と法律上の位置づけを整理します。
セカンドオピニオンとは、今かかっている主治医とは別の医師から、診断や治療方針について意見を聞くことをいいます。転院(病院を変えること)とは異なり、あくまで「判断材料を増やすための相談」です。法律に「セカンドオピニオン」という言葉自体は明文で出てきませんが、医師には診療契約上の説明義務があり、患者には治療方法を選択する自己決定権があります。主治医に紹介状や検査データの提供を求めることも、原則として患者の正当な権利に基づく行為と理解されています。
セカンドオピニオンには、いくつかの誤解や不安がつきまといます。
「セカンドオピニオンを求めると主治医に失礼ではないか」「頼んだら治療を断られるのでは」と心配される方が多いです。しかし、患者が納得して治療を選ぶための行動であり、医療現場でも一般的になりつつあります。また、「セカンドオピニオンを受ければ必ず正しい答えが一つに決まる」と考えるのも誤解です。医療には複数の妥当な選択肢があることも多く、意見が分かれること自体が不正や医療過誤を意味するわけではありません。意見の違いを整理し、自分が何を重視するかを考える材料とすることが大切です。
セカンドオピニオンを受けるときのおおまかな流れをイメージしておきましょう。
まず、現在の主治医に「別の先生の意見も聞いてみたい」と率直に伝え、紹介状や検査結果のコピーを依頼する方法があります。そのうえで、セカンドオピニオン外来を設けている医療機関を探し、予約を取ります。相談当日は、紹介状や画像データ、これまでの経過メモなどを持参し、疑問点や不安を整理して質問します。相談後、元の主治医に結果を共有するかどうかを検討し、必要に応じて治療方針の見直しや転院を含めて話し合う、といった流れがあります。途中で不安が強い場合には、医療トラブルに詳しい法律の専門家に相談する方法もあります。
セカンドオピニオンを利用する際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
まず、セカンドオピニオンは保険適用外で自費診療となることが多く、費用や時間の負担を事前に確認しておくことが望ましいです。また、緊急性の高い病気では、意見を聞いている間に治療開始が遅れないよう、主治医とよく相談する必要があります。複数の医師の意見が食い違った場合、「どちらが法律的に正しいか」だけで判断するのではなく、リスクや生活への影響も含めて総合的に検討することが大切です。説明が不十分だと感じる、同意していない治療をされたなど、医療過誤や医療トラブルが疑われる場合には、早めに記録を残し、医療ADR(裁判外紛争解決手続)や弁護士への相談も選択肢となります。
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