別居を希望しています。
夫婦で自営業を営み約10年が経ちまました。
会社には、若い女性スタッフが多い職場で仕事の付き合いなので夜に食事することなどは普段から認めています。
しかし、スタッフをとても大切にしている一方、私に対しては職場や家庭でも言動が明らかな差を感じます。
私は完全に公私共に利用されていると感じることが多く、不満、孤独感で精神は不安定気味になってしまいました。
夫は女の子とも酒の席でいちゃついている写真を会社のグループラインで目にしてしまうので精神的な苦痛になっています。
たまに夫に黙って溜まっていた不満を伝え、その都度夫婦で解決しようと向き合うのですが、
毎回私が嫌な事を伝えても、毎回同じことの繰り返しになり、だんだん気持ちが冷めて疲れてきました。
子供は3人いますが、1番下の子供は自閉気味で個性的、子育てについても悩みが多い毎日です。
夫と同じ環境での生活に疲れてしまったので別居を希望していますが、夫には拒否されています。
私自身は経済力があるので、一度距離を置いて離れたい、仕事も別にして、しばらく自分の気持ちを確かめたい気持ちでいます。
子供のことだけが気がかりなのですが、夫が別居に同意してくれる良い方法はあるでしょうか?
ここではご相談の別居希望の手引きとなる記事を紹介しています。
「子供のことだけが気がかりなのですが、夫が別居に同意してくれる良い方法はあるでしょうか?」
まず民法上、夫婦には同居義務があると定められています。(wiki)
その為、別居をするには第三者から見ても正当な理由が必要です。
例えば、「相手の不貞行為」「DV・モラハラ」「生活費を払わない」「相手が遊んでばかりで家庭をかえりみない」などです。
こういった理由がなく、無断で別居をした場合は、仮に離婚をする際に不利になってしまうことがありますので注意が必要です。
このご相談者の方の場合、正当な理由が明確とは言えませんので、夫から別居することの同意を得ることが必要となります。
夫が別居に同意しない理由があるはずですから、まずはその点を明確にし、同意を得られたならば書面にしておくのが良いでしょう。
また、離婚に発展した場合に子供の親権を獲得したいのであれば、別居する際には子供と一緒でなければ不利になるでしょう。
いずれにせよ別居をするのであれば、「離婚に発展してしまった場合」を想定して進めていくことをおすすめします。
DV被害のお悩みは多くの方が抱えています。
資料出所:無料相談ドットコム
無料相談ドットコムへ相談をされる方の約3割は別居中の方からです。
既に別居されている方の別居理由はさまざまで、このご相談者のように「一旦別居して自分の気持ちをまず確認したい」という方も多くいます。
また、離婚という選択を可能にするために、法的な離婚事由に該当する「その他婚姻を継続し難い重大な事由」として別居をする方も沢山います。
これは離婚するには、両者の同意以外には必ず離婚事由がなければ離婚できないからです。
離婚事由について詳しくはこちら↓記事をご参照ください。
この相談者の場合に別居理由になり得ることを考えてみましょう。
この相談内容から、「不満、孤独感で精神は不安定気味になってしまいました。」「夫は女の子とも酒の席でいちゃついている写真を会社のグループラインで目にしてしまうので精神的な苦痛」と、精神的に辛い状況となっています。
例えば、うつ病など精神疾患の症状が出ることも有りますので、精神科や心療内科などへいって医師に診断書を書いてもらってください。
夫婦間の関係次第ですが、モラハラに該当する場合には、別居理由だけではなく、離婚事由にもなり得ます。
モラハラの証拠獲得について詳細はこちら↓の記事をご参照ください。
経済力がない場合は相手に養育費・生活費を請求しましょう!
この相談者は経済力があるということですが、別居するお金がないと諦めてしまう方も多くいます。
しかし別居期間中の生活費・養育費などを相手は支払う義務があることも知っておいてください。
「婚姻費用」と聞き慣れない言葉かもしれませんが、別居を検討する際には経済的なことも考えなければいけません。
別居期間中の生活費(婚姻費用)について詳細はこちら↓の記事を参照ください。
財産分与であなたが大きく損をすることはないですか?
別居することを優先することも必要ですが、別居した後に離婚に発展した場合、財産分与が必要になってきます。
別居の意思を固める前に、経済力がある方は特に財産分与のことも考えておく必要が有ります。
財産分与について詳細はこちら↓の記事を参照ください。
離婚、親権、養育費、慰謝料、別居中の生活費などについてご不明点、具体的にすすめたいけど分からない方は、お気軽に専門家へ無料相談をしてみてください。