SNSトラブルについて教えてください。
SNSでの無断転載に対してどう対応すれば良い?
まずは証拠を保存し、相手に削除を求めるか、SNS運営に通報するのが基本です。悪質な場合は、法的措置も視野に入れて専門機関や窓口に相談しましょう。
無断転載は、あなたの写真や文章などの「著作権」を侵害している可能性があります。
SNSで自分の写真・イラスト・文章・動画などが無断で使われていると気づいたら、次の順番で対応するのが一般的です。
1. 証拠を残す
・相手の投稿画面をスクリーンショットで保存する(URL・日時・アカウント名が分かるように)
・可能なら、ページ全体をPDF保存するなど、後から消されても確認できる形で残す
2. 相手に削除・利用停止を求める
・DMやコメントで「これは私の著作物なので、無断転載はやめてください。削除をお願いします」と、冷静に伝える
・感情的な言葉や、脅しと受け取られる表現は避ける
3. SNS運営に通報する
・各SNSには「著作権侵害の報告」フォームがある
・自分のオリジナルであることが分かるURLや元データを添えて申告する
・相手に直接連絡したくない場合や、相手が応じない場合は特に有効
4. 悪質・被害が大きい場合は、法的手段も検討
・営利目的で大量に転載されている
・なりすましや誹謗中傷を伴っている
・注意しても繰り返される
といった場合は、損害賠償請求や差し止め請求など、法律上の手段が取り得ることがあります。
5. 予防策
・プロフィールや投稿に「無断転載禁止」「Repostの際はクレジット必須」などの方針を明記する
・ウォーターマーク(透かし)を入れる
・公開範囲を限定する(鍵アカウント・限定公開など)
このように、まずは証拠確保と冷静な連絡、次に運営への通報、それでも解決しない・悪質な場合に法的対応を検討する、というステップで考えると整理しやすくなります。
無断転載への対応では、感情的になりすぎたり、逆に何もしないまま放置したりすることがトラブルを長引かせる原因になります。
よくある注意点・トラブル例は次のとおりです。
1. 感情的な書き込みで「加害者」扱いされる
・怒りのあまり、相手のアカウント名を晒して攻撃を呼びかけると、「名誉毀損」「営業妨害」と受け取られるおそれがあります。
・「犯罪者」「詐欺師」など決めつける表現は特に危険です。
2. 「引用」や「共有」との違いがあいまい
・SNSの「リツイート」「シェア」など、サービス内の機能を使った共有は、通常は無断転載とは扱われません。
・一方で、画像を保存して自分の投稿としてアップし直す、クレジットを消して載せるなどは、無断転載と見なされやすい行為です。
3. 相手が「出典を書いたから大丈夫」と誤解している
・「出典:○○さん」「引用しました」と書いていても、許可なく丸ごと転載すれば、著作権侵害になる可能性があります。
・相手が悪気なくやっている場合もあるので、まずはルールを説明しつつ削除を求めると、スムーズに解決することがあります。
4. 放置しているうちに拡散・商用利用される
・早めに気づいて対応すれば、被害を小さくできることが多いです。
・放置していると、他の人がさらに転載したり、勝手に広告や商品に使われるなど、被害が広がるおそれがあります。
5. 自分の投稿にも他人の著作物が含まれているケース
・自分の写真の中に、他人のイラストやキャラクター、音楽などが映り込んでいる場合、こちら側にも注意が必要です。
・相手の無断転載を指摘する前に、自分の投稿が問題ないかも確認しておくと、余計なトラブルを防げます。
対応に迷ったときは、次のような順番で動くと整理しやすくなります。
1. まずは冷静に状況を整理する
・どの投稿が、どのように無断転載されているかを書き出す
・いつから、どのくらい拡散されているかを確認する
・スクリーンショットやURLを保存しておく
2. 相手とのやり取りは記録を残す
・DMやメールで削除をお願いする場合は、丁寧で簡潔な文章にする
・やり取りの履歴は、後で状況を説明する際の材料になります
3. SNS運営のヘルプ・ガイドラインを確認する
・各サービスの「著作権」「報告」ページを読み、決められた手順で通報する
・フォームに何を記載すればよいか、事前にメモを作っておくとスムーズです。
4. 深刻な被害・長期化している場合は、外部の相談窓口を利用する
・消費生活センター、自治体の相談窓口、法テラスなど、公的な相談先を検討する
・「いつ・どこで・どんな無断転載があったか」「これまでに自分が取った対応」を整理してから相談すると、状況を伝えやすくなります。
5. 今後の予防策を考える
・プロフィールや固定ツイートなどに、利用ルール(転載禁止・連絡先など)を明記する
・作品を公開する場を選び、利用規約や保護機能がしっかりしているサービスを使う
一人で抱え込まず、信頼できる人や公的な相談窓口なども活用しながら、証拠を残しつつ、段階的に対応していくことが大切です。
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